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Channel: 紙ヒコーキ。
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点火回路実験2

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前回に引き続き、点火用の新しいMOS-FETの実験です。

前回実験したMOS-FETでも性能向上してるんですが、ダイレクトイグニッションの並列だけが
対応できませんでした。

なので、同等性能かつ価格維持できるMOS-FETを探しました。
今回実験してみたのは一番左のMOS-FETです。
大きさは中くらいですね。

今までのMOS-FETより一回り小さい感じです。
MOS-FET単体のスペック的には、今までのものより格段によくなってて、お値段ちょっと高めです。
数値的に今までより低いのはW数で、今までが150W、新しいのが130Wです。
でも、MOS-FET自体の消費電力が少なくなってるので最大W数が20W下がっても問題ありません。

駆動するIGコイルの抵抗値によるんですが、今までのMOS-FETでは↓こんな感じの消費電力になります。

ノーマルIGコイル → 4.48W
ウオタニIGコイル、ダイレクトイグニッションコイル×1本 → 30.59W
ダイレクトイグニッション並列 → 85.9W

いずれもコイルに通電しっぱなしの場合なので、走行時はこれの1/3程度です。

これが新しいMOS-FETではこうなります。

ノーマルIGコイル → 3.14W
ウオタニIGコイル、ダイレクトイグニッションコイル×1本 → 23.31W
ダイレクトイグニッション並列 → 71.99W

ダイレクトイグニッション並列の場合、今までのMOS-FETが最大定格の57%、
新しいMOS-FETでは55%と、MOS-FET自体が消費する電力は減っています。
なので、130Wに減っていても今までより余裕があるんです。

オシロでも計測してみましたが、今回は通電部分(ドエルタイム)をご紹介しますね。
赤が旧MOS-FET、青が新MOS-FETです。
赤は1.9V、青は1.5V程度まで上がっていますね。
これは電圧が低く表示してるほうが電流を多く流せていることになってます。
青のほうが0.4Vほど低く表示してるので、より多くの電流を流せていることがわかります。

でも、通電はじめの立ち上がり部分はほとんど変わっていませんよね。
ということは、MAXに到達する時間は短くなっているってこと、つまりドエルタイムが短くても同じ点火力が
得られるということです。

MOS-FETの性能が向上したことで、ちょうど昇圧回路を使ったような効果になります。
机上計算ですが、バッテリー電圧を0.5Vほど昇圧した場合と同等の効果です。

ということで、全てにおいて今までの性能を上回ることができました。
といっても、全体からみればびびたるもんなので、体感できるかどうかといった程度の性能向上です(笑
今までとほぼ同等とお考え頂ければOKです(^^)

これで点火用MOS-FETの部品選定ができたので、本年の初出荷となりました♪

さぁ、これからお待たせしているSP-TDCをじゃんじゃん仕上げていきます(^^)

左利き同士の会話

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去年の夏くらいに、いつもいくコンビニのおねえちゃんがとっても感じいい子だって書きました。

あれから半年、ほぼ毎朝コンビニよるから会うわけですが。

たまたまレジで字を書く機会がありまして、おねえちゃんに 「あ♪ 左利きなんですね♪」って言われました。
そうです、おれ、左利きです。
まぁ字を書きゃ初対面の人にはほぼ言われることなんで、「あ、はい」といつもどおり答えました。

左利きにとっては、「左利きなんですね」は おはよう みたいな挨拶程度です。

なんだけど・・・

そっけないおれの返事に、おねえちゃんは 「わたしも左利きなんですよ♪」

え(@_@) マジで?(@_@)

左利きなんですね は、なんとも思わないけど、 左利きなんですよ には超ビックリします(笑 

今度はおれが 「そうなんだ♪ めずらしいね♪」 って言っても、
おねえちゃんは言われなれてることなんで 「はい」 って返ってくるだけ。

お互い、相手が左利きなのにはビックリするけど、自分のこと言われてもなんとも思わない。
なんとも気まずい会話になっちゃいます(笑

そりゃ左利き同士ですからね、同じ左利きなんだって嬉しくはなってるんですが
左利きなんだぁ と言われても はい。
めずらしいね と言われても はい。
お互いどうにも会話が続かない(笑

左利き同士が話しても、左利きあるあるにもなりません。
だって、当たり前だし、別に不便でもないから。

左利き同士が会うと、お互い相手には興味を持っても、自分のことはあんまり言わないっていう
なんともおかしな会話になっちゃいます(^^)

以上、左利き同士の会話でした。

雪、あ~あ~

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全国的に大雪ですね。
みなさまのところはいかがでしょうか。

普段、降らないところの方は大変ですよね。

こちらも もれなく降りやがりました( ̄▽ ̄)
イメージ 1
今年は雪が少なくていいなぁと思ってたのに、この時期はやっぱり降るんですね。

去年は2回しか出動しなかったトラクターも、ここ数日で4回出動しました。
イメージ 2トラクターでやっても1時間くらいかかるのに、手作業だと気が遠くなります(-_-;)

せっかく除雪したのに、夕方にはもうこの状態(>_<)
イメージ 3すっかり元通りです orz

本日は、朝晩2回の出動となりました。

もう降るなっ!!

CB750F アッパーケース面出し

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今日は雪積もってなかったんで、除雪は無し♪(^^)
なのでちょっとCBやりました。

今度はここですね。
イメージ 1アッパーケースのシリンダーが乗っかる面です。
たぶん開けられたことはないエンジンだと思うんで、30年以上シリンダーとくっついてわけですね。
ガスケットのカスがアッパーケースと一体化しそうになってます( ̄▽ ̄)

これをスクレーバーでガスケットかすを取って、オイルストーンで面出ししました。

さすがに経年変化でスタッドボルトがささるところが ほぼ全部盛り上がってるようです。
ストレートエッジをあてると、0.1mmとまではいかないと思うけど結構盛り上がってました。
これをオイルストーンで面出しするのは、すんげぇ大変でしたよ(^^;)
もちろん今日一日でやったんじゃなくて、何日かかかってます。
イメージ 2
オイルストーン3本とストレートエッジで必死にやりました(笑

そんで、やっとまぁ満足できるかってくらいになりました。
イメージ 3
やっとエッジが立ったって感じになりましたよ。

ストレートエッジで見る限りは平面です。
イメージ 4こんなことを手作業でやるもんじゃないですね(笑
すんげぇ大変でした(^^;)

途中くじけそうになって、フライスでガァーっとやっちゃうか!? と思いました・・・ が・・・
なんとか踏み止まりました。
うちのフライスじゃ加工幅足りないし、精度出せませんから(^^)b

資金に余裕があるなら、間違いなくプロにお願いしたほうがいいですね。

でも、まぁ余裕があるはずないので、この後の作業も自分でできることは
手作業でやっていこうと思ってます(^^)

CB-Fのはずが、魚・・・

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今日はあんまり時間ないから、午前中だけでもCB-Fやろうと思って
朝からお店にGO!

なのに、お店に着いたとたん、家から携帯。

「ねぇ、お魚が泳いできたんだけど(・_・)」

え゛ーーーー (≧◇≦)
マジかよ~~~~

どっから泳いできたんだ?

「近所のひとがもってきた(・_・)」

はい、はい、今帰りますよ(-_-)

うちは農家だから魚おろすのは苦手です。
おれだってやったことあるって程度なんだけど、誰もできないからなぜかおれ担当です。

どれだよ! もらった魚って!

イメージ 1デカッ(◎_◎;)

なんだこれ? イナダ? ブリ? どっちだよ(`・ω・´)

うちにはサビた出刃包丁しかないから、包丁研ぐとこからスタートです( ̄▽ ̄)

イメージ 2刺身包丁なんてあるはずもないので、この出刃一本で刺身まで・・・

どうすんだよこんなでっかいの、出来んのかな!?

やったことがあるってだけの素人なので、余計なツッコミご無用です(笑

とりあえず、三枚におろしてみました。
イメージ 3なんとかできた( ̄▽ ̄)

そんで皮そいで、サクどり。
イメージ 4
結構うまく出来たんじゃね?

最後は出刃包丁で刺身・・・ って、無理か!?

イメージ 5
まぁ、素人にしては上出来♪ 上出来♪ (^◇^)

こんなにうちじゃ食えないから、ほら、近所に持ってけ。

イメージ 6
なんとかでっかい魚、さばけました(汗

あ~あ~ CB-Fできなかったじゃん(>_<)

自分が作りたいECU

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日々、注残のV140制作と改修に明け暮れてますが、
思えばSP-TDCの原型になるものを作ったのが2008年だから、もう8年になりますね。

最初は電子工作で作ってたSP-TDCも、SP-TDC2→SP-TDC3→V120→V140と
5バージョンにもなりました。
SP-TDC3あたりから紙ヒコーキブランドで販売を始めたんで、ちゃんとした製品としては3バージョンです。

こんだけ作ったらそろそろ成熟か!? といえば、作った本人としては全然そうでもないです(笑
むしろ、まだ作れてない感がハンパねぇです。

作り始めた頃は、諸事情がありまして全くの趣味ではじめました。
電子工作すら初心者でしたんで(^^ゞ
趣味で始めたことだから、当然、自分が作りたいECUを作ってきたつもりだけど、
今、製品としてV140作ってて、これが本当に作りたかったECUかなぁって思ったりします。

もちろん、製品を作るのと趣味で作るのでは全く意味が違います。
製品である以上、お客さんの意向を真っ先に考えて作るわけだけど、
いつの間にか お客さんに受け入れられるのは・・・って考えたり、批判的な意見に無理やり反発したり、
そんなことを考えて、守りの製品っていうか、平均的なものになってる気がしてきます。

お客さんに受け入れられなきゃ製品としてなりたたないけど、それ以前に製品の色ってのが
ありますよね。
色んな製品があって、自分が気に入るものを選べばいいわけだから、別に万人受けする製品なんていらない。

そう思うと、これが本当におれが作りたいECUなのか?
なんか言うこと聞きすぎて、優等生的になってないか? って思います。

あ、だからってV140やめたりしませんのでご安心を(^^)
まだまだお待たせしてるお客さんも大勢いらっしゃるし、これはこれで手抜きせず作ってきたので。

ただ、これじゃなんかつまんないので、リリースするかどうかは度外視で、
超わがまま仕様の、本当に自分が作りたいECUを作ってみようと思ってます(^^)v

イメージ 1
コンセプトは完全自分仕様♪

今まで8年間やってきたノウハウもあるけど、それ以上に当初から作りたかったモノを形にしてみようと思います。
初心にかえるってヤツでしょうか(笑

機能的にはV140とそれほど変わらないですけど、回路もプログラムも一から作ってみるつもりです。
当然、一般のECUとは全く違う制御方法です。
今回は誰の意見にも左右されず、これが自分のECUだと思えるものを作ってみたいです。

ターゲットマシンはCB750FとXS250。
ECUだけじゃなくスロットルボディ込々でやってみるつもりです。
ハードとソフトの調和が大事ですもんね。
自分自身でも走り込んで詰めていきたいなぁって思ってます(^^)

もちろん製品のV140が最優先なので、いつ出来るかは全くわかりません(笑
だいたいCB-Fはレストア中だし、XS250も手直ししなきゃいけないし。

ものになればリリースするかもしれませんが、誰にも受け入れられなければ売りません。
なので、SP-TDCの次期バージョンという位置づけではないです。
それでも自分が納得できるものを作ってみたいです(^^)

とは言っても、漠然とSP-TDCとはなんか違うって感じなので、今のところ構想は全くありません。

どこにもないECUにはなると思いますが、みなさんにとっては使えねぇECUになるかも(笑

乞うご期待? (^^)

点火回路

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とりあえずSP-TDCとは別なので、新しい書庫にしてみました。
どんなものを作りたいのか、SP-TDCとはどこが違うのか、そこら辺を書いてみようと思います。

まずは点火回路まわりですね。

SP-TDCの点火方式はフルトラとかTCIとかいわれる方式です。
その名のとおりで、IGコイルに通電、遮断するのにトランジスタを使った方式ですね。
普通はパワートランジスタを使うんですが、ご存知のとおりSP-TDCはパワートランジスタではなく
MOS-FETです。

最近はMOS-FETレギュレーターとかがあるので、大ざっぱにパワートランジスタよりMOS-FETのほうが
性能が良さそうってのはおわかりですよね。

フルトラの場合、プラグの火の強さを決めるのはもちろんIGコイルの性能によるところが大きいんだけど、
実はそれだけではありません。
ハーネスにも大きく影響されますし、イグナイターの性能も大きく影響します。
イグナイターの性能というのが、火花の強さだけに関していえばパワートランジスタそのものの性能と
パワートランジスタを駆動する回路によるわけです。

なにが良ければいいのかというと、通電・遮断の速度が速いことと大電流を流せることです。
通電・遮断の速度が速いとIGコイル一次側の逆起電圧が高くなるので、昇圧回路をつけたのと
同じ効果になります。
電流を流せる量が多ければ、IGコイルの性能をフルに引き出せるので、これまた火花の強さにつながります。

MOS-FETはスイッチング速度が速いし、MOS-FET自体の抵抗値が低いので
より多くの電流を流せるので、パワートランジスタより良いということになります。

んじゃSP-TDCはMOS-FET使ってるんだからいいじゃん! となりますが・・・
現実にはそうはいかないんですね。
IGコイル一次側の逆起電圧が高くなると、ノイズがものすごいことになって誤動作につながるし
MOS-FETだけよくても、車体に装着したときのトータルバランスに大きく左右されるんです。
てことで、SP-TDCの点火回路はMOS-FETの駆動回路で加減してフル性能は出してないです。
フル性能にすると、装着の仕方でノイズが出て誤動作しちゃうんです。
また、配線によっては性能が出なくなっちゃうこともあります。

フル性能にしてみたいけど、そうすると配線によってはノイズで誤動作しますって製品になっちゃうので
製品である以上、そうはいきませんよね。
てことで、MAXパワーを出せずにそこそこパワーにしてあるってことになってます。
これでも昇圧回路は必要ない程度の性能にはなってるんですよ。

実際、抑え気味のSP-TDCでも、ノーマルイグナイタよりはるかにIGコイル一次側の逆起電圧が高いから
ノーマルのメインハーネスを使ったりするとノイズで誤動作することもあります。

ようするに、配線の仕方ひとつで性能に大きな差が出てしまい、あげくには誤動作する場合もあるので
フルパワーにできないのです。

IGコイルの接続をざっくり図にすると、こうなります。

イメージ 1


だいたいこんな感じになってて、IGコイルにはバッテリー電圧がかかると思われますよね。
ところが、ハーネスはメインキーやキルスイッチなどいろんなところを通ってくるので抵抗値をもってます。
なので、IGコイルにつくころには電圧は下がっちゃうわけです。
まして旧車となるとハーネス自体が劣化してるので、IGコイルには10Vくらいしかかかってないってことも
よくあります。

と、ここまではちょっと詳しい方ならご存知ですよね。
が、意外と盲点になるのは、同じことがアース側にも起きてるってことなんです。

それぞれの概ねの抵抗値と、かかってる電圧を入れると↓こうなります。

イメージ 2

抵抗値は大ざっぱなものです。
バッテリーからIGコイルまでは、メインキーやキルスイッチを経由するんで旧車なら2Ωもありえるし
新車でも結構な抵抗があります。
この抵抗のせいでIGコイルにいくころには電圧が下がっちゃって8.1Vとなっちゃいます。

てことでIGコイルに8.1Vかかってるかというと、そうはいかないのです。
抵抗があるところ全てに電圧が分散されるので、IGコイルにかかる電圧は5.8Vしかないのです。

IGコイルの抵抗3Ωってのはノーマルコイルの場合で、これがウオタニのような高性能なコイルになると
1.7Ωくらいになります。
コイルの抵抗が低いのは良いことなんだけど、逆に電圧はよけい他のハーネスにとられる割合が高くなって
コイル自体にかかる電圧は下がっちゃいます。

つまり高性能なコイルほど、ハーネス等のわずかな抵抗値が問題になってくるんです。

それに、見落としがちなのが図の一番下、イグナイターからバッテリーマイナスに戻るところです。
実際にはイグナイターのアース線ですね。
これが車体アースやバッテリーターミナルじゃなく、メインハーネスにつないでしまうと
多かれ少なかれこんなことになってしまいます。
メインハーネスが劣化してたりすると、ここでロスするのもばかにならないのです。

この図でいうと、IGコイルに電源を供給する配線をバッテリーからリレーを介して直接接続して、
アースをメインハーネスを介さず直接バッテリーターミナルか車体アースすると
3.9V+1.9Vが節約され、IGコイルにかかる電圧は約5.4V増えるんです。

SP-TDCはリレーも内蔵してますし、アースは車体アースを推奨してますが
もし全てメインハーネスから配線したとすると、こんなにもロスしてしまいます。

こんな感じで、IGコイルもイグナイターも高性能になればなるほどその他のハーネスの問題が
大きくなるんですね。

配線をちゃんとすればいいじゃないかって話ですが、設置場所の問題でメインハーネスを
使うしかない場合もあるので、SP-TDCの点火回路だけむやみに性能を上げられないのです。

本当はハーネスまで全て制作してカプラーONにして、ハーネス自体でもノイズ対策をしたうえで
MOS-FETの性能をギリギリまで上げたいところです。

ハーネスのノイズ対策も、単にシールドしたり1点アースすりゃいいってもんじゃないので
いろんな車体に装着することを考慮すると、これがなかなか出来ないことなんですね。
SP-TDCの性能だけ上げても、扱いにくいことになってしまうんです。

つまり、ハーネスも含めて車体に装着する全てをやらないと、点火回路のMAXパワーを出せないって
ことなんですね。
てことで、そこら辺の限界にチャンレンジです(^^)b

SP-TDCでのバキュームセンサー

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めずらしく3日連続の投稿です(^^)

今日はSP-TDCでのバキュームセンサーの使い方です。
これについては、作りたかったのに作れていないっていうのとはちょっと違います。
他ではやっていない制御方法なので、なかなか伝わらず思うように進められないといったとこですね。

SP-TDCは、エンジン負荷を検出するのにバキュームセンサー1個だけという独特な方法でやってます。

バキュームセンサーで制御してますから、Dジェトロとか、負圧方式だろと思われるのは
いたしかたないところですよね(^^ゞ
でも、たぶん既存のどの方式にもあてはまりません。

独自の方法をとってるっていうのが、なんか元凶になっちゃってまして
バキュームセンサーだけでインジェクションなんて出来るわけない っていう酷評あり、
たった1個で素晴らしいと好評価だったり、
はたまたインジェクションにしては設定項目の少なさから初心者向けと思われたり、
いやいや、初心者向けではなくマニア向けだとか(笑

まぁ、賛否両論ですね(^^)

それがお客さんの評価ですから、それに対して反論も何もないんですが
ただ、相変わらず伝わんねぇなぁ とは思ってます(^^)
独自のやり方なんだから、ある程度しかたないんですけどね。

なんでそんな世の中のインジェクション制御に反したことをするのかというと、
おれがパソコンのプログラマーだからでしょうね(笑
事務系ソフトを作ってきたクセだと思います(^^ゞ
センサー付けまくってより詳細な情報を得て正確な制御をするというのもアリだと思いますが
そういうの、単純に好きじゃないんですよね。
出来る限り少ない入力から得られるだけの情報を活用する、無理やりな制御をせず自然な流れで制御する、
そんな感じが好きなんです。

でも、伝わらないことには思ったセッティングにならないので、なんとか伝える努力はしないといけませんね。
てことで、確かなデータがないと伝えようがないので、今回、実車に装着していろいろ自分で走るしか
ないだろうって思ってます(^^)b


バキュームセンサーを使ってるというと、思い浮かぶのは負圧式キャブみたいな感じじゃないかと思います。
スロポジだと強制開閉のキャブって感じでしょうか。
負圧式では、なんかどんくさいイメージですよね。

負圧式キャブと明らかに違うのは、どこの負圧を拾うのかってことです。
キャブの場合、ダイヤフラムの位置はバタフライバルブよりエアクリ側ですが、
SP-TDCのバキュームセンサーはバタフライバルブよりエンジン側です。

また、キャブの場合は負圧には違いないけど、どちらかというと吸入空気の流量のほうが近いかなと思います。
アイドリングの時にはほぼ全閉じで、回転が上がるとダイヤフラムに引っ張られてニードルが上がりますよね。
この挙動が、バタフライバルブよりエンジン側の負圧とはちょっと動きが違うんです。

それからインジェクションでバキュームセンサーを使う場合は、一般には負圧を平均化します。
多気筒なら各気筒をチューブで連結したり、単気筒ならチューブの途中にオリフィスをもうけたりですね。
ECU内部でも数値を平均化して扱います。

ところが、SP-TDCでは一切平均化しないで使ってます。
平均化しないバキュームセンサーの値って、↓こうなってます。

イメージ 1

青いラインがエンジン停止時で大気圧の値です。
赤いラインは、約1700rpmでアイドリングしてるときの値です。

グラフが下降してるところが吸気バルブが開いて吸ってる時です。
吸気バルブが閉じると、バタフライバルブの隙間から空気が入ってきて徐々に気圧が大気圧に戻っていきます。
吸気バルブの開き始めにポンと気圧が上がるのが吹き返しですね。

SP-TDCでは、このグラフの一番下がったところを使ってると思ってもらえればOKです。
こうすることで、実にいろんなことがわかってくるんですが、これがなかなか乗ってみないことには
伝わらない(>_<)

なんとか文字で伝えられるところをご紹介すると、たとえばパーシャルの状態。
空ぶかしでも、一定速度巡航でも、上の波形のグラフが一番下がるところはほぼ変わらないんです。
つまり、アイドリングときのグラフが一番下がる位置と、3000rpmを維持してるときのグラフが一番下がる位置が
だいたい同じになるんです。
これは走行しててもあんまり変わりません。

となると、燃調マップではどうなるかというと、↓こんな感じです。

イメージ 2
パーシャルの位置が、回転数によらずほぼ一直線になります。
要するに、50km/hだろうが100km/hだろうが一定速度で走ってる時がだいたいエンジン負荷0%だと
思ってマップを書けばいいので簡単なんです。

これがスロポジだと、巡航してても回転数が高い方がわずかにアクセル開き気味になるので
マップ上では斜めに推移することになります。

どの回転数でも、マップ上のエンジン負荷率が高いほうがフル加速、低いほうはそこそこ加速、
0%付近が速度一定の巡航です。

だから、SP-TDCの燃調マップは、回転数では変化させず、エンジン負荷率だけで変化させる
バカみたいに簡単な2Dマップを書いただけで、そこそこ走っちゃうんですね。
これ、普通のインジェクション制御では無理です。
アイドリングしてそこそこ走るマップ書くだけで、かなり大変です。
そんなマップをゼロから書ける人はすごいです(笑

それから、加速増量。
アクセルをガバっと開けたときですね。
スロポジでは、ガバっと開けようが そ~っと開けようが、開けた位置は同じなので
開けたスピードも測らないと加速増量はできません。

バキュームセンサー値を平均化しないSP-TDCではどうなるか。
ちょっと、自分がインマニ内に入った気分になってみてくださいね。

アクセルをガバっと開けると、自分の背後のバタフライバルブがガバっと開きます。
そうすると、空気が爆風のように入ってきますね。
インマニ内の気圧は急激に上昇します。

今度はアクセルを そ~っと開けます。
バタフライバルブが静かに開いて、そよ風的に空気が入ってきます。
気圧は、静か~に上昇しますね。

ってことなので、ガバっと開けた時と そ~っと開けた時では気圧の変化量が違ってくるんです。
マップ上では、そ~っと開けた時よりガバっと開けた時のほうが負荷率が高いところを指します。
そうすると、わざわざ加速増量マップを書かなくても、負荷率の高いところのマップを上げれば
いいだけなんです。

SP-TDCに加速増量を付けてくれってよく言われるんですが・・・・
すみません、それ、マップが合ってないだけなんです。

そんなことで、SP-TDCはセッティング項目が異常に少ないくせに、なんかちゃんと動くってことになってます。
自然の摂理をうまく使ってるといえば、聞こえが良いでしょうか(笑

他にもいろいろあるし、検証してみたいことも多々あるので
「作りたいECU」プロジェクトでは、自分で走って突き詰めてみたいと思います(^^)b

ピックアップ信号

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4日目です、快挙です( ̄∀ ̄*)イヒッ

さて今日はピックアップ信号。
エンジンの回転を拾う信号で、車でいうところのクランク角センサーです。

バイクではだいたい↓こんな磁気コイルです。
イメージ 1

これでクランクの角度を拾って制御するので、かなめのセンサー入力です。

これがヒジョーに難しいっ(>_<)

自分のバイク用に作るとか、1車種専用ならそんなに難しいことでもないんです。
いろんな車種に対応できるようにとか、3D点火みたいなタイミングがとってもシビアな制御をしようとすると
難易度が格段に上がるところです。

SP-TDCの作業の大半が、このピックアップ信号に合わせる作業といっても過言ではないです。

そんなことなのに、幅広い車種に対応してるウオタニさんなんかは素直にスゲェーなって思います。

うちももっと幅広く対応できるピックアップ信号検出回路にしたいと常々思ってるんですが
いかんせん超少人数なので、今対応してる車種に合わせるだけで必死です(^^ゞ

力を入れたい個所のひとつなんだけど、ユーザー目線からすると
こんなところは だからなに? ってくらい目立たないところですよね。
ECUとしては中核なんだけど、ここが素晴らしくても大したアピールポイントにはならないし
別に魅力的なところでもないですよね(笑

てことで、日々の作業に追われて手を付けたくても出来ないところなんです。
一度、特定の車種で突き詰めてみたい個所です。

どんだけ色々かといいますと、まずはSP-TDCでは一番標準的な4気筒。
イメージ 2

クランクエンドにピックアップローターがついてるタイプ。
これはわりと楽な部類です。
まれにクランクの逆サイドについてるジェネレーターの影響を受けることもありますが、
それほど大きなノイズではないです。

同じ4気筒でもCB-FとかZ系でもポイントからピックアップコイルに変わった頃のもの。
進角が機械式ガバナのタイプです。
イメージ 3

このタイプはローターというよりカムみたいな感じで、直径が小さいのでピックアップ信号の波形も
小さくなります。
波形の大きさを確保するために、ローター形状の設計がちょっと難しいですね。

次によくあるのが2stや4stでも単気筒によくあるフライホイールのタイプ。
イメージ 4

これは基本的にフライホイールを変えられないので、ノーマルの信号に合わせるしかありません。
しかも、これがかなり難しいのです。
4気筒のロータータイプより直径がずっと大きいので信号もばかでかく、同じ検出回路では対応できません。
ピックアップコイルそのものの感度も様々で、SRXなんかはピックアップコイルの感度を下げてあるようで
4気筒ロータータイプと同等になってます。

それからフライホイールの中にはジェネレーターがありますよね。
フライホイールの中に発電コイル、外にピックアップコイル、コイルが背中合わせになってるんです。
なので、発電波形が多少ピックアップ信号にも乗っかってきます。

そういうことだから、フライホイールを軽量化のために削ったりすると発電波形がもろにピックアップ信号に
乗っかるようになっちゃいます。そうなると誤動作の嵐です。

これが顕著に出るのが4MINIで、アフターパーツの多さから、フライホイールなんて軽量なものが
様々あるし、フライホイールを削るのも定番カスタムですよね。
点火をいじりたいような人なら、フライホイールをカスタムするなんて当たり前です。
そんなことで、4MINIのピックアップ信号を合わせるのはとにかく大変なんです。
合わせたところで、SP-TDCを装着した後にフライホイール変えられちゃったらOUTですから(笑

その他、少数派ではCB250やXS250のように、クランク軸じゃなくてカム軸にあるもの。
イメージ 5


ドカのようにクランクケース内部にあるもの。
イメージ 6


あと車でデスビ内部に設置するもの。

これらはいずれも直径が小さくなるのでピックアップ信号も小さくなります。
カム軸のものや、デスビだと回転速度も半分になるのでなおさら小さくなります。

他にも少数派は様々ありました。

これら全てに対応したいわけですが、ピックアップ信号の電圧は小さいものは0.3V、
大きいものは30Vを楽に超えます。
実に100倍以上です。
そこに加え、ローター形状によって波形そのものの形も違ってくるから、全てに対応するのは
本当に難しいです。

実際、ピックアップ信号検出の良し悪しはECUの性能に大きく影響します。
でも、あまりに地味な裏方で、ここの性能を語られることはまず無いですよね。

この部分も極めたいところのひとつです。

SP-TDCでもずいぶんバージョンアップしてきた個所ではあるんですが、
基本となる設計は当初のままです。

一番最初は、おれも電子工作初心者だったので諸先輩方の回路を参考にしてました。
ピックアップ信号の検出にフォトカプラっていう電子パーツを使ってました。
原理は、ピックアップコイルの前をローターの突起が通過するとLEDがパカっと光る
みたいなもんです。

が、これは信号が大きいフライホイールタイプには向きますが、4気筒ロータータイプでは
信号が小さくてあえなく敗退でした。

今ではオペアンプっていう電子パーツを使ってて、電圧を比較して検出する感じです。

当初はそこまでしかわかってなかったんだけど、もう8年もやってきたので
今ならもっと高度な回路も設計できるようになりました。
回路にまかせる部分、プログラムにまかせる部分、その辺をもっと整理して
どんな信号でも回路変更もプログラム変更もなく、フルオートで検出できるようなものを
考えてます。

表立っては全く見えないところですけど、対応できる車種は格段に多くなると思います。

DIY

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天気良いっすね (*´▽`*)

イメージ 1

こんなに天気が良いとバイクで走りたいですよね(^^)

そのためには、CB-Fなおさないと・・・(-_-)

の、ためには、仕事しないと・・・(-_-)

のためには、お店片付けないと・・・(-_-)

ってことで、作業場改善のDIYです(^^)b

日々、仕事に追われてお店は散らかり放題です。
だいたい ちっちゃいお店なので、パソコン作業からSP-TDC制作と作業が変わるたびに
一部方付けないと作業ができない(>_<)
それに、実車検証とかバイクをいじるときはガレージもないので、いちいち自宅の作業場でやってます。
お店と自宅は車で10分くらいで近いんですけど、道具忘れたりで何回も往復して
すんげぇ効率悪いっす(>_<)

なので、なんとかお店でパソコン・電子工作・バイクの三つの作業を方付けることなくできるように
作業場改善です。

そんで、今あるテーブルやデスクを使ってちゃスペース確保できないんで
新しく作ることにしました。

お金かけられないから、DIYです(笑
自分で作るとお金はかかんないけど、時間がかかっちゃいますね。
時間かかったら仕事できないけど・・・  いいのか??
でもお金ないから、いっか(^◇^)

てことで、1週間くらい前からDIYやってました。
いろいろ検討した結果、これでテーブル作ることにしました。

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10年くらい前に、何かに使えって大家さんにもらった天然木。
なんの木だかわかんないけど、幅50cm、長さ210cmくらいでパソコンのメンテナンス台にちょうどいい。
ず~っと軒下でほったらかしだから、乾燥も十分♪

まず足付けです。

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ホームセンターに便利なもんが売ってました。
天板にプレート埋め込んで、足をねじ込むやつです。

これでいいじゃん♪ と思ったけど、さすがに天板が重くてヨレヨレでした。
なので足の補強。

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これでガッチリしました(^^)

そしたらカンナがけ。

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も~ 大変でした(汗
腕がパンパンです。

サイドはこのまま和風に仕上げるんで、ドリルに紙やすりのカップみたいのつけて磨きました。

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相変わらずブログで書くと簡単ですけど、仕事の合間にやってて1週間くらいかかってます(^^ゞ

んで、本日、仕上げのウレタンニス塗ってやっと完成。

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木目もキレイに出ていい感じ♪

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あと、窓際にカウンターもつけました。

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お客さんが結構くるんだけど、プログラム作ってたりSP-TDC作ってたりで
あんまりお相手できません。
なので、勝手にコーヒーでも飲んで遊んでてくれってことで、窓際にバーカウンターみたいにしてみました。

窓から見える景色は・・・

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あ~ バイク乗りてぇ~(*´▽`*)

だから その前にやることいっぱいあるんだって!

試乗(^^)

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だいぶ暖かくなりましたね。
バイクに乗ってる人もちらほら見かけるようになりました。

くるまやもコイツに乗ってきました。

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ドラスタに見えるけど、ロードスターです(笑

「乗ってみる?」っていうので、ありがたく試乗させてもらいましたよ(^^)

いざ乗ろうと思うと・・・

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でかい (^_^;)
こんなの乗れるかぁ? って、ちょっと不安になりますね。

でも、またがって見ると意外と軽い。
重心が低いからなんでしょうね。

1600ccってどんなだ?! と思って、恐る恐るクラッチつなぐと・・・ ズドドド~!! おお(◎_◎;)

・・・と、 ビックリしたのも最初だけでした。

なんだこれ~ すっげぇ~楽チン(*´▽`*)
走ってしまえば、車みたい♪
タイヤ4個ついてるのかって思うくらい安定してます。

あんまり安定してて、信号待ちで足着くのを忘れたりして ちょっと慌てました(笑

1600ccの余裕が、全てスムーズさに貢献してる感じですね。
真っ直ぐな道を走ってると、このバイク、もしかして曲がんないんじゃないのかって思うほど
勝手に真っ直ぐ走っていきます(笑

実は先日も、後輩がNC750に乗ってきまして、乗ってみてくださいっていうんで
乗せてもらいました。
旅バイクというだけあって、これまた物凄く楽♪

NC750って、試してはみなかったけどオートマモードまであるんですね。
乗ったときはマニュアルモードだったけど、それでもスクーター乗ってるような感覚でした。

今まで昭和のバイクしか乗ったことなくて、今のバイクってどうなんだろうって思ってたけど
本当にものすごく進化してますね。
後輩もいってたけど、まるで自分がうまくなったように思うって、本当ですね。

いや~ 素晴らしいです♪

だけど・・・

やっぱ、おれには旧車だなって、改めて思いました。
なんて言っていいのか、うまく言えないけど、旧車に感じるものがロードスターにもNC750にもない。
アメリカンと旅バイクと、どちらもマイルド系ではあるんだけどそういうことでもなくて。

古いバイクは乗りにくいしクセもあるけど、それが味だということでもないです。
おれは、そういうのは欠点だと思うほうなので(笑

でも明らかに、旧車で感じられるものが今のバイクには感じられないんですよね。
なんか無機質な感じがします。

擬人化してるわけでもないんだけど、旧車には確かになんか生き物っぽい感じがしますね。
新しいバイクに乗ってみると、なおさらハッキリ感じられます。

バイクとしては、すごく進化してて素晴らしいと思うんだけど、おれにはなんか楽しみが半分ない気がしました。

逆に旧車の素晴らしさを再認識したかんじです。

ん~、なんかほんとにうまく言えないです(^^;)

この感覚、SP-TDCにも活かせるような・・・ 
ヒントになりそうな気もするんですけど、なんかまだ霧の中って感じですね(笑

旧車に感じるものって、なんなんでしょうね(^^)

バイク屋か(〃 ・・)ノ

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天気良くなりましたね♪

天気良くなると、やっぱり活動開始するようで(笑

珍しく、今朝のお店の前はこんな感じ(^^)

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ほぼ同時に2台のご来店。

最近おなじみのくるまやのロードスター。
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なんか車のマフラーみたいのに変わってる。

もう一台は、去年SP-TDCを装着してもらったCL250。 お久しぶり♪
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絶好調で、冬中も雪さえなければ通勤に使ってたそうで(笑
CL250なんて貴重な旧車を、冬の足にしてるなんて、日本中探しても一人だけじゃないでしょうか(爆

さらに、お店の中には・・・
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これまた久しぶりに登場のXS250。

息子2が乗ってましたが、やつは車に転向してXSは戻ってきました。
これから おだ。さんが乗るために女子仕様に改装です(^^)

ほぼ雨ざらしで乗ってたので、本当にレストアしたのか!?ってくらいボロボロです。
その辺も手をいれながら、ローダウンしたりカラーリング変えたりするつもりです。

ここまで集まると、もうどこがパソコン屋だ!? って状態です(笑

でも、相変わらずバイク屋さんではございません(^^)b

春だぁ (-_-)

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ずいぶん暖かくなって、いよいよシーズンインですね。

てことで、こっちもシーズンインです(-_-)

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畑 打ってきました。

既に先週の日曜から人足も始まってまして、また休みの無いシーズンに突入しております( ̄▽ ̄)

田んぼのほうはこれからだけど、畑耕すのは数日前から朝仕事でやってます。

今日やってきた畑は、実はうちの畑じゃないです(^^;)
最近はひとり暮らしのばあさんが増えたり、家族はいてもばあちゃんだけが畑やってて
トラクターが無いとこもいっぱいあります。

なので、何人かのばあちゃんに頼まれてトラクターで耕してます。

自分ちだけでも大変だけど、まぁ社会奉仕だと思って頑張ってます。

それにしても、ここの畑はでかい(-_-)

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全部やるのに3時間半かかりました orz

あ~ぁ、遊びてぇ~~~~

バックモニター

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九州方面の皆さま、ご無事でしょうか。
本当に甚大な被害ですね。

災害の度に思いますが何といっていいのか、頑張ってとも言いずらいですが
それしか言うことがありません。

どうしても自粛ムードになっちゃいますが、つとめて普通にブログ書こうと思います。

こちらはもうすぐ田植えの季節で、只今いろいろと準備の真っ最中です。
中古だけど、去年に新たなアイテム導入しました。

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リバースできる畦塗り機です。
息子たちも言ってましたが、なんかガンダムのパーツのようですね。

これで畦塗りするんだけど、トラクターの作業機って全部後ろですよね。
しょっちゅう後ろ見るんで、長時間乗ってると腰をやってしまいます(^_^;)

てことで、こんなの買ってみました。

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バックモニターです。
最新のトラクターなら付いてるんでしょうけど、うちのトラクターは古いからもちろん付いてません。
高いんだろうなぁと思ってたんですが、なんとモニターとカメラセットで¥4000でした。
そんな安いならいいか♪ と、付けてみました。

車用だから角度とか合わないけど、後ろの作業機が見れればいいので。
車と違ってバックするときだけじゃなくて、前進してても後ろ見るんでつけっぱなしです。

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結構良く見えましたよ。

ネットで探したら、モニターを3個も付けてるトラクターがありました。
ロータリーとかの作業機だと地面付近も見たいから、確かにいっぱいつけたいですね。
こんな安いなら付けてみたいです。

これで今年は腰をやっつけることが無ければいいんですが(^^ゞ


ただいま田植え中(`・ω・´)

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例年、イライラする時期に突入しております(^^)

昨日は早稲のこしいぶきの田植えでした。
次の土日はこしひかりの田植えでございます。

JAからはこしいぶきは5月5日以降、こしひかりは5月10日以降に田植えするよう指示? 推奨? されてます。
昔は人手が集まるゴールデンウィークに田植えでしたが、今は温暖化で暑いので
穂が出る時期が一番暑い時期に重ならないように、遅めに田植えするようにといわれてます。

ま、確かに、ゴールデンウィークに田植えできないと兼業農家にはつらいわけですが。

2月くらいにJAの人が今年の営農について説明してくれる営農座談会ってのがあるんですが、
そこでも10日以降の田植えについては質問が出てました。

ざっくり言えば、10日以降に田植えしたら収量あがるのか? って質問です。

JAのかたもつ気はないけど、JAだってあてずっぽに言ってるんじゃなくて試験場での品質結果で言ってるわけだし
田植時期だけで収量きまるわけじゃないから、その質問って(ーー;)

「収量が上がるかと言われると、それはなんとも・・」 そりゃそう答えるしかないですよね。

そしたら 「収量変わらないんだったら、10日より前に植えたら何か罰則あるのか?」

ときたわけです。

「罰則はございません」

「罰則もない、収量も上がらない、なら守る必要ないよな!」

も~ そういう農家の考え、ゲスすぎておれはキライです。
罰則ないなら守っても損だって、そんなふうに小学校で習ったか!?

明らかな得にならない限り新しいことはしない、罰がなければ守らない、旧式の農家ってそんな考えだから
進化しないんだよ。

ということで、わたしゃクソ真面目にこしいぶき5月8日、こしひかり5月14日にやってるわけですけど
田んぼを見れば半数以上は守ってないですね。
天気しだいだからっていう大義名分かかげりゃ誰も文句は言えないわけですが、ウソつけ!って話です。

もっと頭にくるのが、当のJAが5月8日から苗を出荷しやがった。
農家のバッシングに負けたんだとは思うけど、言ってることとやってること違うじゃねぇか。

そんなことなら、おれも10日より前にやる・・・  といったら、おれも同じ旧式農家だ。
てことで、予定は変えません( ̄ー ̄)v

ま、実際、予定を守ろうとすると田植え前の作業があっちやったりこっちやったりで、確かに大変です。
トラクターは畦塗り機、ロータリー、ドライブハローをとっかえひっかえで作業やってます。

昨日はこしいぶきの田植えをやってから、こしひかりの田んぼの荒がきやりました。
田植機のってからトラクターだと感覚ちがってキビシィです(笑

見てるぶんにはきれいですけどね。
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はぁ~、今日もおわったぁ って感じ。
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実際、こんなのどかじゃないですよ(^_^;)

ビシッと決まった畦塗もあれば・・・
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もともとボコボコな畦を直そうと思って、さらにボコボコになっちゃったり(笑
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このあと、ロータリーにつけかえて土を盛り、また畦塗機にかえて畦塗やりなおし。

直後に雨降って 塗った畦がくずれ・・・ ┗( ̄□ ̄||)┛

(┐・・┌)ゲッソリ…  です(笑

出たよ(ーー;) 害虫じじぃ

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今年も出ました、じじぃの妨害(ーー;)

除草剤を入れたばかりの田んぼ。

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水、抜きやがった orz

除草剤入れるときは、水は深めで水深3~5センチにしないとうまく処理層ができないのです。
こんなに土が出るほどにしちゃうと、効かないばかりか苗に除草剤が効いちゃって薬害になりかねない。

だいたい除草剤入れたその日に水を抜きやがったから、大半の除草剤は流れ出ちゃった。

まったく、どんな害虫よりじじぃは強力ですね。
発生期間は1年中だし(ーー;)
田んぼに寝泊まりして監視しないかぎり、対策できない。

真剣に無線LANでWEBカメラつけようかと思っちゃいます(笑
IT農業っすね。

な~んて、ただでさえ色々忙しいのに、そんなのやってるヒマない!

当のじじぃは、さすがに反省してるらしく、ちっちゃくなってます。
でも、口に出してあやまりはしない。

くそじじぃ!!!!

秘密のガンマちゃん

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一生懸命 働いてるんですけど、ブログ放置気味のTochinです(^^ゞ

さて今日はRG400/500γです(^^)b

ガンマ用のSP-TDCは今までに何台か作ったんですが、なぜか不明な点が多く
はっきり動作した・・・ とも言い切れず、わりと台数作ったのにラインナップできない車種なのです(^_^;)

SP-TDCを作るのに一番必要なのは、ノーマルのピックアップ信号がクランク角何度でくるのか です。
紙ヒコーキ。オリジナルのピックアップローターに交換できる場合はいいんですが、
RG400/500γはピックアップ信号用の突起がフライホイールには無く、クランクそのものに切欠きが
あるため、ローターの交換は不可能です。
なのでノーマル信号に合わせたSP-TDCを作るわけですが、今まで聞いたピックアップ信号のクランク角が
一度も同じだったことがない orz

さらに、クランクの回転方向、直径、ピックアップコイルが付いている位置、そんなことまで毎度違ってました。

ガンマって・・・ 一台一台 手作りなの (´・ω・`)?

しかも、今までに受注したガンマの半数以上はエンジンだけがガンマで、車体は別のものっていう
バリバリのカスタムマシンで、もちろんエンジンにも手が入ってるわけです。
なんともノーマル率の低い車種なのです。

現存数が少ないうえにノーマル率が低いと、何がノーマルだったのかサッパリ (´・ω・`)?
こちらとしてはヒジョーに作りにくい車種で、
お客さんに計測してもらって作るっていうのはやっぱ無茶苦茶なんだなぁ~ ( ̄。 ̄)
と思わされた車種のひとつです(笑

てことで、長年秘密のベールにつつまれたガンマですが、今回、お客さんのご厚意でテスト計測用の
500ガンマのエンジンをお借りすることができました\(^o^)/
これで長年のナゾが解けます。

待ちに待ったガンマエンジンが届きました♪

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クール便で ( ̄∀ ̄*)

お~~ さすが ガンマエンジンは要冷蔵なんだな。

思っていたよりずいぶん小さい。

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しかも ピンクのガムテがかわいい♪

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ほーーー!!! これがガンマエンジンですね!!!

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早速、計測開始です!

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ピックアップコイルは、画面中央のリアバンク(バンクっていうのかな!?)の左側についてるんですね。
クランク軸がふたつ、フライホイール軸も別という特有の形状です。
クランク軸とフライホイール軸はギア駆動ですね。
ということで、クランクは進行方向に対して逆回転(時計廻り)で、フライホイールは正回転(反時計)です。
クランクとフライホイールの回転は1:1でした。

全周分度器はもってないので、DVDに印刷しました(笑
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ダイヤルゲージで上死点を出したんだけど、やっぱりシリンダーとピストンがないと正確には出なかったので
結局 画像計測にしました。

ピックアップコイルの位置はシリンダーを基準に96°でした。
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クランクの切欠き位置は、左側のコンロッド大端センターから104°と120°。
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これらからピックアップ信号のクランク角はBTDC24°~BTDC8°と判明♪
今まで聞いたクランク角のどれとも同じではありませんでした(^_^;)
しかし、確かに測りにくいエンジンでした。

これで長年ナゾだったことは、やっと、やっと解りました♪  スッキリしたぁ~\(^o^)/

が・・・・   ここで大問題発見。
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わかります?
左のコンロッドを上死点の位置にして、自然にコンロッドをたらした状態です。
なんとガンマは180度クランクではなかったのです・・・   なわけない!
そう、左右のクランクの位相ズレです。
なんと205度クランクになってました(笑

本来180度なので、25度もズレてます。

まぁこのエンジンは計測用で動いてるわけじゃないそうなので問題ないですが、
これはお客さんも気づいてなかったらしいです。

ピックアップ信号は左側のクランクから拾うので、位相ズレがあると右の点火タイミングが狂ってしまいます。
このクランクは25度遅れる方向にズレていたので、点火タイミングは25度進角してしまうことになります。
25度も進角したら、もちろん焼き付きにつながりますね。

2stだからクランクの中央にはシールがあるので、どうしても分割クランクになりますね。
クランクリビルドでずらしてしまったのか、走行中にズレてしまったのかはわかりませんが、
手でひねったところでびくともしませんでした。

しかも、ここがズレることがあるとなると、スクエアフォーのエンジン形式では結構な致命傷かと。

クランクの全容はこうなってました。
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バラしてみないとハッキリした構造はわかりませんが、左右の位相ズレがあるとなると
左クランクにたいしてセンターのギアもズレる可能性あり!?
センターのギアは54Tだったので、もし組立時にひとつずらしてしまうとフロントとリアでクランク角6.6度の
ズレになります。
つまりギアの咬み合わせでは6.6度単位でしか合わせられません。
もしギアが微妙にズレてしまうと6.6度以下のズレが出てしまいますね。

このズレはそのまま点火タイミングのズレになるので、2stで6.6度も点火タイミングがズレると
まず完調にはなりません。

このギアの位相って、内燃機屋さんにどうやって指示出すんだろう?
指示もなかなか難しいですよね。

そういえば2stではクランクの位相ズレってそんなに聞かない気がします。
たぶん構造上、多少ズレても動くんでしょうけど、点火の観点からするとかなりの大問題です。

パラレルツインならギアの位相は関係ないけど、左右の位相ズレは同じように影響がありますね。

このガンマのクランクは、単なる作業ミスなのか、ガンマが走行中に位相ズレを起こすクセがあるのか
現状ではわかりませんが、とにかく位相ズレを起こす可能性があるとなると、
これはSP-TDCではどうにもなりません。
まさか4気筒独立の点火タイミングなんてアホな対策もできませんし(笑

あまり語られることのない位相ズレと点火タイミングの関係ですけど、エンジン開けなくても
全気筒の上死点を出せばズレてるかどうかはわかるので、一度確認してみるのもいいかもしれませんね。

全然 別の問題を見つけてしまいましたが、長年わからなかったガンマエンジンを見ることができて
本当によかったです(^^)
これでようやくガンマのピックアップ信号角度がわかりました♪

ガンマちゃん 全開 w(( ̄ ̄0 ̄ ̄))w

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先日のRG500γですが、早速装着したとのご報告を頂きました\(^o^)/

バリバリのレーサーです。
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どこがノーマルなのか、さっぱりわかりません(笑

さすがレーサー、SP-TDCはこんなところに装着するんですね。
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先日お借りしたエンジンは、クランク位相ズレをおこしてましたが、あれはテスト計測用で
この画像のガンマエンジンは別のものなので問題なしです。

ただ、ピックアップ信号はノーマルの状態で、クランクの切欠きをピックアップコイルで拾うタイプです。

ピックアップ信号がノーマルの状態では、未だに実働確認がとれていません。
かれこれ5年くらいになるでしょうか(^_^;)

お借りしたエンジンから計測して、SP-TDCのプログラムを合わせてお送りしました。
当初はRZ~TZR用のSP-TDCをお送りしていて、ガンマのピックアップ信号でも
調整範囲内だったはずの状態でした。
ただ、調整範囲のギリギリのところだったので、今回はガンマ用に合わせて出荷しました。

そんで、装着して初始動の動画も送って頂きましたよ♪


最初の4発のキックはガソリンまわしてるんでしょうね。
スイッチON後、キック一発始動ですね♪

直接聞いてはいないですが、動画からするとかなり良い感じの吹け上がりなんじゃないでしょうか(#^.^#)

苦節5年・・・ やっとガンマが動いた (ToT)/~~~

もっと早く現物エンジンさえ見れたら・・・ とも思いますが、なかなか見れるもんじゃないので仕方ないですね。

今回は、貴重なエンジン見せて頂いてありがとうございました。

よかったε=( ̄。 ̄;)ホッ

RG500ガンマ シフター機能

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ブログ書かなきゃと思いつつも、忙しさにかまけて気付けば3カ月放置でした ( ̄▽ ̄)

ブログ上では前回記事に引き続きのガンマになっちゃってますね(笑

あれからRG500ガンマは絶好調のようで、色んな情報を送って頂いてます。
ありがとうございますm(__)m

今回はガンマ用SP-TDCのオプション機能のシフター機能です。

クイックシフター? オートシフター? これまた色んな呼び名があるし、解釈も人それぞれで
困ったもんですが(笑 要するにクラッチを握らずシフトアップするような機能のことです。
そこらへんの細かいツッコミなしでお願いします(^^)/

このクイックシフターを実現するには、シフトセンサーと点火をカットするコントロールユニットが必要で
普通はそれらがセットになったもののことです。
SP-TDCのクイックシフター機能は、シフトセンサー等のハード部分は含んでなくて、コントロールユニットに相当する
機能がSP-TDC内部のプログラムに組み込んであります。

ということなので、セッティングはもちろんタブレット・スマホから行います。

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シフトスイッチがONになったときの動作を、1/1000秒単位で設定します。

シフトセンサーはお客さん側で用意してもらって、↓こうなってます。
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なにかのスイッチを流用加工したのかな!?

シフト操作したときに車体アースに落ちればいいだけなので、確かになんのスイッチでもOKです。
これでシフト操作したときにSP-TDCが点火カットして、クラッチ操作なしでシフトアップできるわけです。

と、こういうことなんですが、実際にどんなふうに動作するのかは、バイク関連設備のない紙ヒコーキでは
お見せできない(>_<)

今回は、お客さんがシャシダイ上でテストした動画を送ってくれました♪


ほ~ こんなふうになるんだぁ♪ 
クラッチもスロットルも操作しないでシフトアップしてますね。
こりゃ便利ですね(^^)

今どきのレースには必須なんでしょうね。

相変わらず、お客さんのご要望で作ってはいるものの、現物は見たことがない紙ヒコーキです(笑

テストマシン完成♪

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今までSP-TDCのテストには、結構ボロボロの車体を使ってました。
それはそれで、最悪の状態の車体でも動くかってテストにはなるんで悪くはなかったんですが・・・

劣悪環境で動くことも大事だけど、やっぱ製品作ってるんだから最高性能が出せるかってことも大事ですよね。

そういう意味では、ボロボロの車体でテストしてたんでは最低限動くってことにしかならないんじゃないか!?
てことで、いよいよ紙ヒコーキでもノーマルのバリッ!としたテストマシンを用意することにしました(^^)

仕事のかたわらで整備・レストアしてたんでかなり時間かかりましたが、ようやく納得できる1台が
仕上がりましたよ(^^)/

紙ヒコーキのテストマシン1号はこれにしました。
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以前からちょこっと登場していたTZR250 2XT です。
ボロじゃん( ̄▽ ̄) とお思いでしょうが、大丈夫です、これbeforeです(^^)b

これをまずは完調なノーマルにすべく頑張りまして、afterがこちら♪
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みてくれはもちろんですが、エンジン、足回りもテストに耐えられるようキッチリやりましたよ(^^)/

細部もこのとおり♪

before
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after
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before
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after
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エンジンは黒くしたから1KTに見えますが、中身は2XTのノーマルです。
ちょっと違うのは、2XTのヘッドガスケットは3枚重ねだったんだけど、もう廃盤で1KTのヘッドガスケットに
したので1枚になってます。
なので0.4mmほどガスケットが薄くなって圧縮比が上がってます。
これは当時、2XTの定番カスタム・・・ っていうかレースに出るときはそうしていたらしいですね。

先日、テスト走行してみましたが、これでノーマルなのかってくらい速いですね。
それなのに低回転域はとっても実用的で楽チン♪ YPVSの恩恵です。

しばらくはノーマルのまま色んなデータ採りをしようと思ってます。
その後はSP-TDCを装着して比較実験に活躍してもらいます。

ということで、まずは2stから力を入れていこうかと思ってます(^^)b

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