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Channel: 紙ヒコーキ。
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こしひかり穂肥2回目

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こしひかりも出穂10日前って感じになってきたんで、2回目の穂肥を今朝やってきました。
 
涼しいうちに終わらせないと前回みたいにバテバテになっちゃうんで
AM4:30起きです。
 
寝起きで田んぼごとの穂肥量の計算、EXCELで( ̄。 ̄)
この辺は長年プログラマーやってきて脳みそ鍛えてあるんでなんとかなります(笑
 
2回目の穂肥は標準チッソ量のチッソ1.0kg/反基準でいってみることにしました。
 
まず診断。
イメージ 1
草丈は指標は90センチ以下。
 
ん~ 難しいな、90センチのもあるけど・・・  全体的には85センチってとこでしょうか。
 
葉色は指標値 葉色板4以下。
イメージ 2
 
葉色は出穂にむけてだんだん淡くなっていくんですけど、1回目の穂肥がきいていれば
それほど淡くならないんです。
 
4キープってとこですね。
狙い通りでした(^^)v
 
1回目の穂肥からは日照量が不足すると予想して、チッソ量は控えめにしときました。
今年はそれほど草丈も長くないので、秋の倒伏の心配もなさそうだから
JAの穂肥指導会ではチッソ量1キロは大丈夫じゃないかっていうお話でした。
そんとき、近所の農家さんたちも「いや~もうちょっと大丈夫だろう」ってことだったんで、
ほとんどの人は1キロいってると思います。
 
んで、奥がうちの田んぼ。
イメージ 3若干 淡い色ですね。
これで葉色板4くらいだから、いいとこいったんじゃないかな。
 
これは左がうちの田んぼ。
イメージ 4
へっへっへ(^^) 狙ったとおりだ♪
 
いいとこいってるから、2回目の穂肥は前年までの実績を考えればこれも控えめの0.8ってとこだと思う。
が、ここからは日照量が多くなりそうなので、標準の1.0であとは田んぼ毎の微調整でいきました。
 
2回目の穂肥は少なすぎると米がやせて収量が減ります。
かといって多すぎると食味が低下します。
っていうめんどくさいことになってるんです。
 
さて、今年はうまい米ができるでしょうか。

こしひかり出穂

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もう こしひかりの穂が出てしまいました。
 
イメージ 1
イメージ 2
 
 
田んぼ全体的にみても、これは出穂ですね。
イメージ 3
 
 
平年ではこしひかりの出穂は8月11日頃、今年のJAの予想でも8月8日なのに
もう出てしまいました。
平年から考えると1週間も早い。
 
といっても、出穂したのはこの田んぼだけで、他の田んぼはJA予想通りの8日頃かそれ以降になりそうです。
 
なにが違うのか・・・
 
実はこの田んぼだけ山の中につつみという農業用水のため池がありまして
そこから水を引いてるんですね。
なので、もとは雨水でそこからコンクリートじゃなく自然の沢みたいな用水路を通ってくるんで
多少浄化されたり落ち葉の養分なんかが入ってると思います。
 
てなことで、我が家ではここの田んぼは山からの水だからコメがうまい・・・ ってことになってたんですが。
 
でも(^^)b
 
恥ずかしながら米農家って、意外と米を食べ比べたりなんてしないんですよね。
我が家も同様でして、この田んぼのコメはうまいといいながらも、この田んぼは面積が小さすぎて
ここでとれた米だけでは乾燥できず、他の田んぼと混ぜて乾燥するんです。
だから、この田んぼだけのコメを食ったことあんのか! ってことになってまして(笑
 
食ったことないわけです・・・ はい。
 
まだ全面的にコメ農家やって3年目のクソガキではありますが、それ違うんじゃねぇのって思うわけです。
 
雨水が山から染み出て浄化され、落ち葉の養分を含み 
そりゃなんともうまそうですよね。
 
でもね、その反面、水のコントロールが全くできないんですよ。
数日雨が降らなきゃ水はこなくなるから、不用意に田んぼの水を抜いてしまうと干上がってしまうことに
なっちゃうんです。
だから水を抜きたいときに抜けず、入れたいときにも入れられないのです。
 
圃場整備された他の田んぼは川からの水で、田んぼのでっかい蛇口をひねれば水が出るので
コントロールは自由なんです。
山からの水だと確かに養分的には有利だと思うけど、水のコントロールができないってことは
温度管理ができなくて自然まかせになっちゃうんですね。
 
10年20年前なら新潟の気候はコシヒカリに適してるはずですが、近年の高温はコシヒカリには
ちょっと暑すぎます。
だから水の出し入れで田んぼの温度を下げるように管理しないとうまい米にはなりません。
食味どころか1等米の維持すら難しい状況になってきてます。
 
なので、こんだけ高温になるとコントロールのきかない山の水より、圃場整備された揚水設備を
フル活用したほうが良いんじゃないのかなと思います。
 
てことで、この田んぼは温度が高めで出穂が早まるんじゃないかと思ってます。
実際他の田んぼは水管理で冷やすようにしてるから、ギリギリ平年に近い出穂期を保ってます。
 
とはいっても、なんせ3年目のクソボウズですからね。
例によって仮説でしかないわけですけど(笑
 
上等なこと言ってるわりに、数日前も田んぼに大穴あいて マジか┗( ̄□ ̄||)┛ って
なったばかりです(笑
 
コメ農家は雑草と水漏れとの戦いですね(^^)

こしひかり出穂2

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先回8月5日に一部のこしひかりが出穂しましたが、
その他の田んぼも出穂です。
 
イメージ 1
 
こしひかりの出穂は8月9日でした。
残念! 調整しきれなかった(>_<)
 
JA予想よりは1日遅くできたけど、それでも平年より2日早かった。
 
それにしても・・・
じじぃ 水入れ過ぎです(ーー;)
 
出穂期は水がいるとはいうものの、それにしても多すぎ。
こんなに入れちゃ稲が倒れる。
去年なんかも、稲は図太い茎で健全でも土台の土が柔らかくてささえきれずに倒れちゃうんですね。
 
水管理がヒジョーに難しい暑い夏です(^_^;)

基本は手作業(^^)

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いつも立ち寄るコンビニのおねぇちゃんに、たばこって言う前に・・・
 
「99番ですよね♪」
 
って言われただけで、覚えててくれたんだ(ToT) と、 涙が出るほど嬉しかった今日この頃です( ̄。 ̄)
だいぶ逝ってんな おれ。
 
さて、お店はわけあって今日からお盆休みです。
おれもおだ。さんも、家の用事がたんまりあるのでどうにも予定がつかず、早めの休みにしました。
休みとはいっても休めはしないのですが(笑
 
そんでも、おれはちょっとは時間が空くんで、休みにしかできないことをやってます。
 
それはこれ。
イメージ 1
フライスを分解・調整やってます。
 
ベルトドライブ化したし、使えないことはないんだけど、うれしい中華クォリティで(笑
 
アリ溝っていうんでしょうかね、これがチャンチキで。
テーブルの真ん中とはじっこでは、ストッパーが1/4回転くらいちがっちゃってます。
ストッパーはM6のピッチ1.0だから、1/4回転ってことは0.25mmですよね。
こんなに違っちゃってるからジブ調整はゆるゆるにしとかないと端まで送れないんですよ。
 
ゆるゆるだと肝心のテーブルの真ん中ではガタ出まくりで。
ストッパーで与圧かけながらやってます。
 
本当はアリ溝修正に出したかったんだけど、どうにも段取りを空けられなくて
仕方ないので休み中に手作業で修正することにしました。
 
手作業といっても精度を出せるような道具は、このフライスしかないので
これです。
イメージ 2
 
ヤスリです(笑
 
試しにX軸をやってみたんだけど、テーブル上を計測したら3/100にまではなりました。
ジブ調整やもうちょっと頑張れば100分台には出来そうです。
 
実は高卒でいすゞ自動車の藤沢工場にいたことがありまして、といってもラインの作業員ですが。
新人研修でみっちり1ヵ月ヤスリがけやらタガネで鉄板切ったりをやってました。
なんか今頃役に立ってる気がします(笑
 
ストレートエッジも何も無いから、気休め程度にアルミアングルをあてて、あとは手先の感覚頼りです。
 
でも、たまにはこういうことやってないと勘がにぶっちゃいますよね。
加工が本業ではないけど、こういうのってプログラムとか他のことにも影響しますね。
なんか頭の中が研ぎ澄まされるっていうか・・・
 
コンビニのおねぇちゃんに癒されてるようでは、お話になりませんので(笑

ヘリ防除

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コンビニのおねぇちゃんに会いにいくのが楽しみな毎日です(`・ω・´)ゞ
ほんとに良い人で(T_T)

さて、今日じゃないんだけど、19日の早朝にヘリ防除がありました。
無人ヘリ?! ラジコンヘリのすっげぇやつ!? で田んぼに殺虫剤をまくんです。
もちろん、そんなのは個人では飛ばせないので、業者さんがやってくれて
うちら農家組合はお手伝いです。

早朝4時集合でGO!
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早朝ってか、まだ夜中ですね。

JAに集合で、なんか軽トラの集会みたいです。
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そんでヘリを積み込み。
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お♪ なんかヘリがかっこよくなってる♪

奥にみえるのが旧型のR MAX っていうヘリで2stの250ccだったかな。
手前のが新型ヘリのFAZERで、なんと4stなんだそうです。

どっちもYAMAHA製で、RMAXはRZ-RとかTZRっぽいカラーリングですよね。
FAZERはバイクにも同じ名前のがありましたよね。
バイクのFAZERと同じカラーリングですよね(^^)

積載量が16Lから24Lに増えてるんだそうです。

朝礼をすませてAM5:00から作業開始です。

今回、うちの班を担当した業者さんのうまいこと♪
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去年の業者さんは、ヘリが戻ってくるときはバックしてきたのに
この業者さんはUターンしてきます。

なんでもUターンして飛ばすにはまた別の資格がいるんだそうで。

まるで自転車にでも乗ってるかのように気軽に飛ばしてます。
連写でどうぞ。
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イメージ 6

イメージ 7イメージ 8すんごいフライトテクです。

あんまり速くて、薬剤を用意するこっちが間に合わない(>_<)
散布量もピッタリで、ものすごくスムーズに作業完了しました。

AM10:00には終了したんで、それから出勤です。

でも、さすがにAM3:30から起きてると作業効率ガタ落ちですね。

疲れて作業効率が落ちてるのか、
朝、コンビニのおねぇちゃんに会いにいけなかったからテンション落ちてるのか・・・

いやいや、疲れてるんです( ̄▽ ̄)

いよいよ稲刈り・・・

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とうとう こしいぶきの稲刈りとなりました。

イメージ 1ここ数日、雨ばっかりで草刈も間に合わず、今日は早朝の草刈からスタートです。

草刈したあと、コンバインの準備して さぁ刈りますよp(^^)q

天気予報はコロコロ変わって、昨日時点ではくもりの予報だったのに12時から雨マークに変わっちゃった(-_-)
こしいぶきは少ないから、なんとか雨が降る前に終わるといいけどなぁ・・・

田んぼと稲の状態はまずまずなので、全開で刈ります(`・ω・´)
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なんとか雨が降り出す前にと、空を見ながら全開! 全開! ・・・

ん?

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第2コーナーのターンで・・・
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マジか (/・ω・)/

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車輪が・・・ 落ちてますね(´・ω・`)

はい・・・ 雨が降る前に終了です (-。-)y-゜゜゜

なんで こんなとこ壊れるかなぁ orz

こしひかり稲刈スタート(`・ω・´)

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先日、早稲のこしいぶきを刈り始めたら車輪が外れるっていうあり得ないトラブルにみまわれた
コンバインですが、その後、農機具屋さんに直してもらいました(^^)

ず~っと雨続きだったんで、若干刈り遅れてしまいましたが、なんとか刈り終わり、
本日からはメインイベントのコシヒカリの稲刈りに突入しましたよ。
今日から4日間で全て刈り取る予定です。

イメージ 1




















そんで去年の稲刈りのとき、食べてみたいってことで結構お問合せを頂きました。
なので、もしご入り用の方がいらっしゃいましたら、メール、HPのお問合せからご連絡いただければと思います。

27日の日曜日にモミ摺り&袋詰め作業の予定なので、それまでにご連絡いただければご用意できます。
それを過ぎるとJAに出荷したり予約の方に渡したりで、在庫はほとんどなくなってしまいますので
お早目に(^^)v

お値段は、岩船産コシヒカリの一般的なお値段です。

今日は息子たちふたりとみぃがお手伝いしてくれました。
初日だし朝まで雨が降ってたんで、少しだけ刈って早めに終了しました。
イメージ 2




















片づけしてたら・・・

ギャーーー!!!

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みぃが長靴洗おうと思って、田んぼの蛇口のとこに足つっこんではまってました( ̄▽ ̄)

みぃ 「だって そんなに深いと思わなかったんだもん!」

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おまえ それでも農家の生まれかよ (笑

家族一同 大爆笑の稲刈りスタートです( ̄▽ ̄)

やっぱ かっけぇ~なぁ (*´▽`*)

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うちのお店に、SP-TDCを装着するためにしばらく入庫してるバイクがあるんですが、
結構長くなってオブジェニなりつつあります(笑

これはうちが遅くなってるわけじゃなくて、SP-TDCを装着する前に整備しようと思って
お客さんがハーネスを自作新造したところ動かなくなっちゃったってことで
そんなら持って来てここでやれば!? ってことで入庫してるバイクです。

お客さんが休みの度にお店にきてコツコツ直してました。
こちらは場所を提供してるのと、たまに助言してるだけです(^^)b

そのバイクが、先日ようやく息をふきかえしました。
お客さんの話では動かなくなってからほぼ2年ぶり!?

っていう、CL250です(^^)
イメージ 1


































結果的にはそれほど致命傷なところもなく、ハーネスの手直しとキャブ清掃で治ったみたいです。
でも、お客さん的には買ってからこんなに調子良いことは無かったってことです(笑

バイク屋さんに何度もっていってもこんなふうにならなかったそうですが、
なんつっても旧車中の旧車ですからね、そんなにバイク屋さんもせめられません。

しかし、このCL250、何度みてもかっけぇ♪
やっぱこの特徴的なマフラーですよね。
イメージ 2


























どことどこが平行とか、どこの角度が揃ってるとか、そういう作られた造形じゃなくて
実際どこも揃ってないし、テールエンドは2本とも微妙にそっぽ向いてるんですけど
それがまた生き物のような美しさですよね。

お店のど真ん中においてあるんだけど、ついつい見とれてしまいます(^^)

キャブいじるにもマフラー外さなきゃいけないし、熱いし、やかましいし、機能的にはめんどくさいけど
それでもいいって思うくらいかっこいいですね。

他にも、CB750K0~ の4本マフラーも微妙にそっぽ向いててかっけぇなって思うし
CB750Fのマフラーはテールエンドが絶妙に内に絞ってあっていいですね。
結構ホンダのマフラーって好きです(^^)

これだけノーマルで美しいバイクだから、可能な限り当時の状態でっていうのもよくわかります。
それはそれでありだと思うんだけど、こんなかっこいいバイクに電子制御っていうのも
ワクワクします♪

そういうカスタムって結構批判されることも多いですが、おれはアリだと思うんですよね。
こんなバイクが何も気を使わず普段乗りできるっていうのもいきだなって思います(^^)

このCLは、まずこのノーマルの状態で乗ってもらって、感覚を覚えたら
SP-TDCでフルトラ&3D進角制御にします。
その後、最終的にはインジェクション仕様にまでもっていく予定ですよ。

もともと年代のわりにポテンシャルの高いエンジンだから、フルトラ&インジェクションでどんなバイクに化けるか
ほんと楽しみですね(^^)

こしひかりモミ摺り&袋詰め作業

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今年の稲刈りは大変でしたがなんとか終わりまして、今日はモミ摺りと袋詰め作業です。
お手伝いは息子1と義理兄、後方支援でみぃ、邪魔しにじじぃです( ̄▽ ̄)

イメージ 1




















途中、じじぃの妨害やらモミ摺り機が詰まっちゃったりで今日だけでは全量終わりませんでしたが
ほぼほぼ出来た感じです。

じじぃは去年は全部任せてたのに、なぜか今年は自分が段取りしてる気みたいです。
そんだけ元気になったってことですね。
まぁ、やりたいだけ段取りしててもらって、本番の段取りは別に進めてますけど( 一一)

んで、お昼に早速試食してみました。
イメージ 2


























イメージ 3


























まずまずの出来じゃないでしょうか (*´▽`*) ホッ

まだ若干の余裕はありますので、食べてみたい方はメールください。
お値段はここでは書けないので、メールでお問合せくださいね。

袋詰めがほぼ終了してますので、数には限りがありますので
売り切れの際は ごめんちゃいです(^^)

CBR1100タコメーター・・・ 悔しいっ(>_<)

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最近、農家ネタばっかでしたので、たまにはSP-TDCネタで(笑
 
今回はタコメーターのパルスコンバーターのお話です。
 
車体はCBX750なんだけど、違うメーターを付けててまともにタコメーターが動かないので
タコメーター信号のパルスコンバータを作って欲しいというご依頼でした。
 
パルスコンバーター自体はわりと簡単な回路でできるんですが、タコメーター信号の種類がとにかく様々で
いままで全戦全敗してる気分です(^_^;)
このご依頼もそんなことにならなきゃいいなぁと思ってましたが、やっぱりなかなか動かず
何度もやり取りして、かなりの時間お待ち頂いてます・・・ すんません。
 
ご依頼内容は、車体はCBX750で、電装系が不安なので新しくしたいということでハーネスはCB750(RC42)に
なってるそうです。
当初、イグナイターもCB750(RC42)に換装したものの、どうにも吹けずにイグナイターだけはCBXに戻したとのこと。
そんで、タコメーターも他車種流用でまともに動かないとのことでした。
 
ハーネス、イグナイターを別のものに替えてしまうと、往々にしてタコメーターは動かなくなっちゃいますよね。
メーター自体が他車種流用ならなおさらです。
 
これは、タコメーター信号ってほんとに様々で、流用するには信号をタコメーターに合わせなければ
いけないためです。
そのためにはオシロを持ってないとどうにもならないので、一か八かで色々繋ぎかえてなんか動いたってのが
一般的じゃないでしょうか(笑
 
これは手強そうなので、メーターそのものを送って頂きました。
ただ、ご依頼はバイク屋さんからで、バイクのオーナーさんはお客さんなので、
手元にバイクが無いことがあるし、メーターを外すわけにもいかないので、バイク屋さんが調べた結果
同じ症状になるということで、バイク屋さん手持ちのCB750(RC42)のメーターを送っていただきました。
イメージ 1どうやら新品メーターのようで、こりゃ気つかいました(^_^;)
 
んで、色々調べた結果、今まで見たことないパルスで動くようです。
俗にいうPWMでしょうか。
これが3200rpmのパルス。
イメージ 2
パルス自体は0-12Vパルスだけど、パルス間隔は常に一定です。
パルスの幅が広くなると回転が上がって表示されます。
 
ちなみに8000rpmのパルス。
イメージ 3こんなふうに、間隔は変わらず12V出ている幅が広がるだけです。
やっぱ新しいメーターになると変わるもんだなぁって思いました(^^)
 
これでタコ信号のパルスコンバーターを作ってお送りしたんですが・・・  動かない orz
 
ノイズで誤動作してるのかと思い、何度か修正して送ったんだけど変わらず・・・
既に数か月経過しております(^_^;)
 
もう車体を見ないことにはお手上げ状態ですが、再度、送って頂きました。
 
イメージ 4
ん?? 前回のメーターと違う・・・ なんのメーター??
 
今回は、実際に車体に付いてるメーターを外して送ってくれたようですね。
CBR1100のメーターなんだそうです。
まぁCB750(RC42)のメーターと同じ動作とのことなので、これで調べてみました。
 
早速、動作検証。
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うっ 動かないっ(>_<)
ってか、何回転でも2000rpm弱をさしたまま。
 
何回転でも2000rpm弱をさしたまま?!
てことは・・・
このメーター・・・  PWMパルスじゃないな!?
 
え? んじゃ普通のパルス?
 
待て 待て 待てぇ、お客さん何て言ってたっけなぁ( ・・)?
確か最初は・・・ 回転が半分の表示になるから・・・
単純に1回転に2パルスにすれば動くんじゃないかと思ってネットでパルスコンバーター買ったって言ってたな。
でもそれでも動かなくて、調べたらタコメーター繋ぐとパルスコンバーターから12V出なくなるってことだった。
 
じゃあ、うちのSP-TDCの標準タコ信号でやったらどうなるんだろう?
 
・・・
 
ん~、確かに電圧降下しちゃって12V出なくなりました。
てことで、メーターの抵抗値に合わせた回路にして12V出るようにしたらアッサリ動きました(^_^;)
 
なんと最初に預かったCB750(RC42)のメーターはPWMパルス、CBR1100のメーターは
普通の12Vの1回転2パルスでした。
これじゃ 動かないですね。 
全く別なものを作ってしまったようです( ̄□||||ガーン!!
 
ただ、これでお客さんが言ってたことの全てが説明つくわけじゃないので
一応回路も点検しました。
イメージ 6
おや? 電解コンデンサの液漏れ?
 
イメージ 7
あ~ やっぱ漏れてますね。
 
ここのコンデンサが液漏れ起こすってことは、電源の逆接か過大な電源ノイズです。
ノイズ的に厳しい状況だったことが想像できますね。
てことで、回路も少し対策して、このコンデンサも交換しました。
 
回路も修正し、プログラムもCBR1100用に作り直して動作チェックです。
めでたく動きました。
が・・・ しかし悔しい(>_<)
 
お客さんからCB750(RC42)とCBR1100のメーターは同じ動作だからと言われてしまえば
それで作るしかないわけですが・・・
でも、今思えばお客さんから頂いた情報の中にヒントは数々隠されていました。
そんなことを見抜けず数か月もかけてしまったのが、本当に悔しいですね。
 
いくらお客さんが同じだと言ったとしても、お客さん側で信号パルスまでわかるわけじゃないし
そんなことまでわかるくらいなら、そもそも頼まないですしね。
 
長年パソコンの仕事をしていても、こういうことは結構あります。
お客さんからの情報は全て聞き漏らさずも、どこに原因があるのか見抜くのはプロとして当然です。
そんなことも出来なかった自分が、ほんと くやしいっすね(>_<)
 
大変お待たせしましたが、今度こそ動くと思います(^^)b

ロードスター

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ロードスターといっても、車じゃなくてこっち(^^)b
 
イメージ 1
 
YAMAHAのXV1600 Road Star。
ドラッグスターよりでかいやつです。
 
ブログには久しく登場していない幼馴染のくるまやが買いました。
直さなくても乗れるバイクが欲しいって言ってて、最初はハーレー買おうかなって言ってました。
でもお店に見に行ったりして、なんかしっくりこないみたいで結局これにしたみたいです。
 
日本でハーレーみたいなバイクを作ったらこうなる! っていうコンセプトらしいですね。
 
↓ こんなバイクですよ。
イメージ 2
でかっ!
画像じゃあんまり伝わらないけど。
 
なんたって1600ccだもんね、そりゃでかいわ。
 
こうみるとドラスタか?って思うんだけど・・・
イメージ 3
 
上から見るとデカイっす。
イメージ 4
 
こんなにデカイけど、取り回しは重心が低いせいか意外と軽いんですね。
 
大きさがいまいち伝わらないから、くるまやに乗ってもらいました。
やつは170cmあるかないか・・・ だいぶ縮んだって自分でいってるからないかも(笑
 
そんなやつが乗るとこんな感じ。
イメージ 5
やっぱすんげぇデカイです。
 
今までZ650LTDとか乗ってたヤツで、最近はゴリラばっか乗ってたから
どうやって乗っていいかわかんないそうです(笑
 
ちょっとまたがらせてもらったら、居眠りしそうなくらい楽チンですね(^^)
こんなんで高速とか走ったら気持ちいいでしょうね♪
 
でも、くるまや曰く・・・
風防で楽かと思いきや、風防の内側は乱気流でジェッペルだと苦しい ハァハァε-(。_。;)ノ┃木┃
 
まぁ いいじゃないか そんな贅沢な悩みは(笑

何年、洗うんだ?

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ひさ~~~しぶりに休みになったから、CB-Fでもやろうかと思ったら・・・

前回CBいじったのは、なんと2014年6月 (/・ω・)/

今年初なのに既に10月も末・・・ 1年と4カ月もたっております( ̄▽ ̄)

実はこの間にいろいろと進んでおりまして・・・
なんてことも全くありません(笑

腰下バラしてちょっと洗っただけで、そのまんまです。

しっかし、おれってどんだけ時間ないんでしょうね(´・ω・`)  仕事できねぇ証拠かぁ??(・ω・)ノ

てことで、なんてことない洗浄の続きやっただけです(笑
イメージ 1
こういう地味~な作業って、結構めんどくさくて好きなほうじゃないんですが
たまにやるとボケ~っとシコシコ洗ってんのが落ち着いたりします。

ボケ~っとやっててもそれなりにキレイにはなっていきますね。
イメージ 2

こうやってボーっとなんかやってるときに、自分の成長に気づいたりします。
数年前までバイクなんてなんもいじれなかったのに、今は750のレストアやってるよ とかって
自分でビックリします(笑

今はボーっとやってる洗浄でも、前はどうすんだ? いいのかな? って必死だったのになぁって(^^)

回路設計なんかもそうですね。
難しい回路を考えてるときは必死だから全然思わないんだけど、ごく簡単な回路を考えてるときに
あれ? この回路、前はよくわかんなかったのになぁって思います。

まっ、今日やったのはこれだけなんですけどね(^^)

CB-Fはまだまだこんな状態です。
イメージ 3これがCB-Fだってわかる人はCB-Fいじった人だけでしょうね(笑

せっかく洗っても進みがおっそいもんだからホコリかぶってるし。
イメージ 4
さすがにエンジン内部のパーツはビニール袋に入れてるけど、ケース類はこのあとブラストするから
そのまんまにしてました。

こっちはまだ洗ってないパーツ。
イメージ 5

イメージ 6
洗ったんだか 洗ってないんだか わかんないですね(笑

ほんとにいつ動くようになることやら(笑
来年は乗りたいんだけど、もうちょっと時間なんとかしないと無理っすね(^^)

ひたすら洗ってます( ̄▽ ̄)

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時間みつけてはパーツ一個づつ ちまちま洗ってます(^^)

ロワーケース → アッパーケース → シリンダー と登ってきまして、やっとシリンダーヘッドです。
CB750Fですからね、バルブが16本もあるわけで、考えてるとめんどくせぇです。

てことでやりました、バルブ外し。
イメージ 1やり始めたら意外と簡単でした♪

バルブコンプレッサ持ってないんだけど、JAZZだったかXSだったかのエンジンやったときのクランプを
いまだに使ってます(^^)
ホームセンターに売ってる千円もしないただのクランプに、鉄管から削ったゲタを付けてバルブを外すんだけど
なんの不自由もなく使えるんで、コストパフォーマンス絶大です(笑

あとは外したバルブを仕分けるのが大変で、箱でも用意すりゃいいんでしょうけど
今回はビニール袋にマジックで書き書き♪
イメージ 2わかればいいんです(^^)

ボケ~っとバルブ外してたら、時間はかかったけどわりと飽きずにできましたよ。
ゆっくり1本1本見ながら外したんだけど、特に何の異常もなく良い状態でした♪

なんか作業するより、眺めてるほうが多いような気がする( ̄▽ ̄)
イメージ 3
ま、こんな時間もたまには必要ですね(^^)

CL250にSP-TDC装着

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先日、おだ。さんがブログに書いたとおりCL250にSP-TDCを装着しまして
動くには動いたんですが(^_^;)
 
 
予想はしてましたが完調というには程遠い状況でした。
 
CL250といえば実に45年前のバイクでして、誰も疑うことのないバリバリの旧車です(笑
イメージ 1
45年の時を越えて最新のECUを装着しようってんですから、そりゃ色々と無理もありますよね。
 
いつもなら基本的にSP-TDCが正常に動作することがうちの仕事なんだけど、
SP-TDCが正常に動作したからって、バイク側の問題で動かないことも多々あります。
 
今回はせっかくCL250をうちのお店に持ち込んでもらってるんで、業務外ではあるものの
車体側も含めて調整させてもらいました。
実際に装着するとなるとどんな問題が出てくるのか、やってみたかったんです(^^)
 
一応お客さんには、SP-TDC装着前にまず普通に動くようにしてくださいってことで
うちのお店でご自身で整備はしてもらいました。
これはいつもお客さんみなさんにお願いしてることと同じです。
 
んで、ノーマルの状態で走れるようにはなりましたが、ポイントの不良で6000rpm以上まわらず
また突然片肺になることもあるって状態まではいきました。
ポイントの不良であれば、SP-TDCに換装するわけだから問題ないだろうってことで
装着に踏み切ったわけですが、それでもやっぱり不調。
 
これ、結構よくある話です。
 
普段は、うちでは車体はみれないのでここから四苦八苦するんですが、これがなかなか大変。
ここからはSP-TDC、装着方法、バイク自体のどこに原因があるかって話になるんだけど
装着方法とバイク自体に関しては、お客さんとしては気分のいいもんじゃないですよね。
感情的になることもあります。(^_^;)
 
別に誰が悪いかってことを言ってるんじゃなくて、動かすためなんだけど、動かないとなると
人間おれは悪くないって思うもんですよね。
 
なのでここからはお客さんの了解をもらって、バイクまでまるごとこちらでやらせてもらいました。
 
まず古いバイクほど顕著に出てくるノイズ問題がありました。
もちろんノイズ対策はある程度してありますが、実際のノイズを計測しないことには対策できないので
このCL250も対応しきれないノイズによる誤動作がありました。
 
ひとつはスターターリレーのノイズ。
古いタイプのリレーで性能が良くないのか、リレーを動作させるために2Aもの電流が流れていました。
リレーも中身はコイルで、そこに2Aの電流を流すとなるとイグニッションコイルと同等ってことです。
セルボタンを離した瞬間、100V近い逆起電圧が出ていました。
それで初爆はあるものの、セルボタンを離した瞬間SP-TDCがリセットしてしまいエンジンがかからないという
症状になってました。
 
もうひとつはプラグコードからのノイズ。
これは既に対策はしてあるんですが、CL250の場合、ピックアップコイルがカム軸に装着してます。
なので構造上、どうしてもプラグコードとピックアップコイルの配線が数センチ平行してしまいます。
そのため、点火ノイズがもろにピックアップ信号に混入していました。
ピックアップ信号を誤判断するため、とんでもない位置で点火してアフターファイヤーとなりました。
 
これはどちらもノイズ源が特定できてノイズ波形が計測できたので、それに対応するフィルター回路を追加して
なんなく対策できました。
 
ここまではSP-TDC側の問題なのでどうってことはない・・・  ですが・・・
どうってことないのは、こちらで全て原因調査・計測してるからですね。
実際やってみると、こちらではわけないことでも、お客さんに計測してもらうには正直きびしいものが
あったなぁと思いました。
 
さて、これでSP-TDC側の対処ができたので動くかと思いきや、やっぱり車体側の問題も出てきました。
 
根源になっていたのがここ。
イメージ 2
これはタペット調整のボルト・ナットです。
このナットがピックアッププレートにかかっているので、ピックアップコイル装着後にタペット調整が必要でした。
ノーマルのポイントプレートはこのナットをかわすようになってるんですが、ピックアップコイルを収めるために
ポイントケースを加工したので、かわしてしまうとプレートが振動で振れてしまいます。
 
ということで一度外したのでタペット調整したんですが・・・
なんとタペットクリアランスがゼロ・・・ っていうかマイナス!?でした。
要するに若干バルブを押していて、完全にはバルブが閉まらない状態でした。
 
これはいかんってことで正規のクリアランスに調整したんだけど、残念なことにこれが引き金になってしまったようです。
もともとこの状態で走っていたので、それに合わせたキャブセッティングになっていたわけです。
バルブの締りがよくなったため、吸い込みが良くなりアイドリング付近がものすごく濃い状態になってしまいました。
 
ということでキャブ調整に移るわけですが、ここにもさらに問題。
なんといっても45年物のキャブなので、経年劣化+何人にいじられたことか・・・ です。
単に薄くしたいわけですが、そう簡単にはいきませんでした(笑
 
メインジェット、スロージェットは新品のリペア品を使ってあって、規定の番数のものが入っていました。
規定にもかかわらず異様に濃いので、単純に番数を下げるわけにはいきません。
どこかに原因があるはずですね。
 
画像を取らずに作業しちゃったんで、ここからの画像はイメージ映像です(^^ゞ
 
まず目についた? 目を疑った? のはこちら(^^)
イメージ 3
片方のキャブのバタフライバルブがペンチでガリガリ & なんと表裏が逆についてました(笑
さらに外してみたら曲がってました(爆
 
あんなにペンチでこじっちゃダメだよって言ったのに、野郎やりやがったなと思ってお客さんに聞いたら
 
「おれ、やってません(^_^;)」
 
マジか(@_@;)
てことはお客さんより前に仕込まれたってことですね。
 
今後インジェクションにする予定なので、今回は板金&オイルストーンでできる限り修正しときました。
 
それからここ。
イメージ 4
バタフライシャフトの端なんだけど、確かここにはなんかシールするものがあったと思うんだけどなぁ。
でも左右のキャブとも無いし、お客さんがもってた予備のキャブにも無い。
さらにシャフトを抜いてみたらここにもペンチ跡があって、穴も広がっちゃったと思われる。
 
なので同サイズのOリングとナイロンスペーサーを作ってシールしました。
 
ただ、ここまではいづれも二次エアを吸うはずなので薄くなる要因ですよね。
直しちゃったら余計に濃くなっちゃいます。
これでも濃いんだから、ソートー濃いやつがどっかにいるはず。
 
ソートー濃いやつはここにいました。
イメージ 5
メインジェットのOリングです。
何度も付けたり外したりしたら、Oリングが削れていました。
 
このキャブはメインジェットがプライマリとセカンダリの2個ありまして、プライマリを通ってから
スロージェットへといく経路とそのまま噴射する経路があります。
そのまま噴射するほうにはニードルが無いので、アイドリング~低回転に関係します。
 
Oリングが削れていたのと、ジェットが入る穴も経年劣化と度重なる洗浄で穴が若干広がってたので
番数に関係なくガソリンが吸い上げられていた模様です。
 
これは手持ちの同サイズOリングがあったんで交換しました。
 
それともうひとつ。
このキャブ、なぜかフロートが樹脂製の四角いものがついていました。
なのでフロート高がマニュアル通りか怪しかったので、実油面を計測してフロート高を逆算しました。
その結果、フロート高は21mmだったんでそれで調整してねってお客さんにやってもらったんですが
20mmになっちゃってました(笑
 
たった1mmは関係ねぇだろ! って思う方もおられると思いますが、
油面は高くなるほど加速度的に影響大になります。
なので規定値付近の1mmはデカイのです(^^)
フロート高が1mm低いってことは油面は1mm高いので、これも濃くなる要因です。
 
これでいいかとも思ったけど、あちこちの穴が広がり気味なのでさらにスロージェットを35番から34番に
下げてみました。
 
その結果、カブルことなく快調なんだけど、プラグは若干黒めって感じです。
メインジェットも番数下げればよかった(>_<)
 
てことで、結局はバルブクリアランスが無く締りが悪い状態でなんとかかんとかキャブを調整してあった状態なのに
バルブの締りをよくしたもんだから、全てのバランスが滅茶苦茶になったってことのようです。
キャブも薄い要因、濃い要因が混在で、トータル的に濃い状態に落ち着いてようです。
 
このあと数十キロ走行しても調子が変わる様子は無いので、ここまでとしました。
 
改めてSP-TDCを装着したことが引き金になってここまでバランス崩すんだなぁって思いました。
 
これじゃSP-TDC付けらんねぇ って思うかもしれませんが、ここまで苦戦してもあまりある効果でしたよ(^^)
作った本人がなんですが、SP-TDC装着してこんなに走ったこと無かったんで
走って調整してみて、SP-TDC面白れぇじゃんって思いました(笑
 
これが45年前のバイク? って思うほど良く廻るし安定度がハンパないです。
お客さんも普段乗りと通勤に使うそうで、こんなオシャレな旧車を普段乗りできるなんて羨ましいですね。
 
ちょっと走ってはスマホでセッティング変更できるって、かなり悦にはいりますね(笑
うっわぁ! これ面白れぇ♪ って喜んでたら、おだ。さんに自分で作っといてバカじゃないの(〃 ・・)ノ
って言われちゃいました(^^ゞ
お客さんにも自分で何いってんの(・・? って顔されちゃったけど、
作ってはいても、実際スマホでセッティングしたことなかったから面白かったです(^^)
 
ということで、昨日めでたく納車完了です。
イメージ 6
お店の中もガランとして広くなっちゃいました。
 
今回はバイク側まで全てやらせてもらって、すんごく色々と勉強になりました。
今後どう活かしていくか考えてみようと思ってます。
 
空いたスペースに次は何が入ってくるのか・・・
 
って、パソコン屋なんだからパソコンに決まってんだろ(〃 ・・)ノ
 
 
おだ。さん目線でも書いてありますので、そちらもどうぞ(^^)

やっと次のステップ( ̄▽ ̄)

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超スローペースのCB750Fのレストアですが、やっとエンジン洗浄が出来ました( ̄▽ ̄)

イメージ 1
CB750Fを買ったのが2013年12月。

ここまでくるのになんと2年! 遅っ!(>_<)

がしかし、この2年の間にCBの作業をやったのは10日もやってないです。
用事がなければCBやろうと思ってます。
てことは・・・  おれが自由になる時間は2年で10日ってこと(・_・)?

この調子じゃ走れるようになるのに20年はかかっちゃいますね(笑
それじゃ じじぃになってしまう( ̄▽ ̄)

いかん、いかん。
もっと時間は有効に使わないと。

さて、泥やらスラッジやらがキレイになったんで、ざっくり状態みながらやってますよ(^^)
最初からわりとキレイなエンジンで、洗浄してみても何ら問題は出てきていません。

燃焼室もこんなにキレイです♪
イメージ 2
バルブシートの当たり幅は、画像だと広そうに見えるんだけど測ってみると0.9mmくらいです。
イメージ 3

規定では0.99~1.27mmで、1.5mm以上で修正となってます。
排気側が若干荒れてるけど、これなら摺り合わせをやっても1.27mmを超えることはなさそうですね。

吸気ポートの下側が削ってあるのはなんなんでしょうね。
イメージ 44個とも同じようになってて、あとから削ったんじゃなく製造工程でこうなってるみたいなんだけど・・・


排気ポートもきれいになりましたよ。
イメージ 5

ということで、何の問題もないので次いきましょう♪

次はブラストかけるんで、下準備のマスキング。

イメージ 6

アルミナ→ガラスビーズでブラストするんですが、特にアルミナが当たると結構削れるんで
合わせ面やベアリングが入るとこは全部マスキングします。

この間、ボーっと洗ってるときもなんか落ち着く感じだったけど、
な~んも考えずに黙々とマスキングしてんのも、これまた落ち着きますね。

普段リフレッシュできてない証拠ですね(^_^;)

まだまだ地味~な作業が延々と続きます(^^)

勤労感謝の日・・・ に、勤労(笑

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あ~ 今日って勤労感謝の日だよね~
って、毎年言ってる気がする(爆
 
祝日は基本的にはお休みなんですが、勤労感謝の日はなんかいつも仕事やることになっちゃいます(^^ゞ
 
いつもSP-TDCのことしか書いてませんが、パソコン屋なので
お客さんの決算処理とか。
イメージ 1
 
たまに電源が落ちてしまうっていうパソコンのメンテ。
イメージ 2
 
この時期は決算や年末調整などの事務処理も多いし、なぜかパソコンも壊れる時期ですね。
 
てことをやりながら、SP-TDC9台制作。
イメージ 3
 
ハーネスも9セットとなるとグチャグチャです(笑
イメージ 4
 
1セット11本で9セットだから、99個のコンタクトをかしめてハンダ付け。
イメージ 5
完全に内職ですね(笑
 
もっといっぱいなら本当に内職に出せるんですけどね、さすがに何千個とかにはなりませんから
自分たちでやるしかないです。
 
ふたりで作るには1ロットでこれくらいの台数が限界ですね(^^)
 
カスタム制作を中断してから、ずいぶん仕様は揃っててやりやすくなったんだけど
作っても作ってもお待たせしてる状況は、まだ完全には解消してません、すみませんです(^^ゞ
 
おんなじことをず~っとやってると、あそこも改善したいし、ここも改善したい、
改善したらもっと早く作れるのにって思うけど、今はそんなことしたらまた遅れちゃうんで
ひたすらの制作活動です(^^)
 
そんな感じの、勤労に感謝しつつの勤労でした(笑

燃料ポンプ駆動回路の炎上(^_^;)

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以前にお送りしたSP-TDC V140 のインジェクションタイプの改修バージョンアップ作業をやってました。
 
イメージ 1
 
プログラム変更もしますが、回路も電源回路の改修と大気圧センサーの追加があるんで
ケースを開けます。
 
イメージ 2
そんで電子パーツの交換作業をやってたんですが・・・  お?
 
焦げてる w(( ̄ ̄0 ̄ ̄))w
イメージ 3
 
交換しようと思ったけど・・・
 
イメージ 4
被害は基板にまでおよんでて、放熱用のパターンまで剥げてしまってました。
こうなると基板ごと交換するしかありません。
 
実はこれ、燃料ポンプの駆動回路なんですが、今までに何度も同じ事例がありました。
これだけ事例があれば、普通SP-TDCの回路に問題があると考えるわけですが、
何度回路定数を計算しても、実際に実験してもこんなふうに焼け焦げることはありません。
 
こちらでどんなふうに実験しても一度も再現したことはないし、このように焼け焦げてしまったお客さんでも
その後は問題なく動いてます。
もちろん、こんなことにならずに正常稼働してる方も多数おられます。
 
そんな状況から、SP-TDCの回路に原因があるとは考えにくく、燃ポン取付のときだけに
何か起きてると考えられます。
 
SP-TDCとしては、最悪でもこうならないように保護回路を設けることはできるけど
それでは根本的な解決にはなりません。
 
再現しない以上、推測の域はでないわけですけど、電気回路はほぼ計算どおりの動作をするんで
このパーツが焼ける条件を考えれば、おおよその状況はわかります。
 
事例が発生したときには、どんな状況かお聞きしてるんですが、
どの状況も電気的には矛盾があるものばかりでした。
 
原因を探るために、配線はどうか、燃ポンの取り付けはどうか、作業手順は・・・ となるわけですが
この手の話はヒジョーにやりにくいです(^_^;)
 
ということで、現状では推測でしかありませんが、こんな状況だったのではないかってことを
書いてみますので、是非とも取付の参考にしてもらえればと思います(^^)
 
まず、燃料ポンプのターミナルはこんなふうになってるものがほとんどです。
イメージ 5ネジの部分がプラスとマイナスのターミナルです。
マイナスと燃料ポンプ筐体が導通があるというお話も聞きますが、こちらで確認したことがある燃料ポンプでは
導通があるものは見たことがありません。
 
ターミナルと筐体はプラスもマイナスも絶縁されています。
 
んで、こちらが推測したのは↓こうなってるんではないかと思います。
イメージ 6
配線が何らかの理由でターミナルの真ん中の筐体に接触してしまい、プラスとマイナスが
直結になってしまうのではないかと思います。
 
もし、燃料ポンプを固定するために筐体が車体アースと導通がある状態なら
過電流が流れヒューズが飛ぶはずです。
 
ただ、固定金具がラバーマウントみたいな感じで、燃ポン筐体が車体アースされない場合は
プラスから来た電気は、燃ポン筐体でバイパスされマイナス側に流れていきます。
マイナス側がSP-TDCにつながるわけなので、この状態だとSP-TDCの燃ポン回路に
バッ直でつないだことになります。
 
そうすると、焼け焦げた電子パーツに直接バッテリーを繋いだ状態になります。
 
実は、こうしない限り焼け焦げることはないんです。
セルモーターなんかをつなげれば焼けますが、そんな間違いをするわけないですよね(笑
もちろん、セルモーター並みに電気をつかう燃ポンも無いと思います。
 
構造上、O型の端子で接続すると思うので、ここに接触してしまうというのはあり得ないことではないですね。
やる人はいないとは思いますが、配線の被膜をむいてダイレクトに巻きつけたりしたら
接触する可能性は大なので、絶対にしないでください。
 
V120だと燃料ポンプによっては発熱してしまうことはありましたが、V140は10Aくらい流しても
ほんのり暖かくなるだけです。
 
焼け焦げてしまったお客さんの中で、実際に使ってた燃料ポンプまでお送りいただいたことも
あるんですが、それでも暖かくなることもなかったんで、たぶんこういう状況があったのではないかと
思います。
 
インジェクション化された方は、是非、燃料ポンプのターミナルを確認してみてくださいね(^^)
 
最悪 焼けてしまった場合でも、本体をお送りいただければもちろん修理します(^^)v

2015年 仕事納め

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ここ数年毎年のことですが、今年も仕事納めはSP-TDCの出荷でした(^^)
 
今年はこれしかできませんでした(^^ゞ
 
イメージ 1いろいろな事を気にしすぎて動けなくなる自分を実感した1年でした。
ECUを開発する技術があっても、メンタル弱ぇ~な おれ って感じです(^^ゞ
 
いつのまにか あんなこと言われるかも、こんなふうに思われるかもと、縮こまってやりたいこともやれない自分が腹立たしい年でした。
 
言い訳にしたくなかったので言いませんでしたが、実は今年の初めにあきちゃんに退職してもらいました。
おだ。さんのブログにちらっと書いてあったのでご存知の方もおられると思います。
 
退職してもらった理由は、プライベートなことも多々あるので詳しくは言いませんが
仕事についていけなくなったといったところです。
 
あきちゃんは、おだ。さんと始めた前の会社の第1期社員だったので、もう23年一緒に仕事してきました。
日々進歩の激しいパソコン業界なので、10年くらい前からついてこれなくなってるなぁとは感じてました。
まして、最近は畑違いのバイク用ECUなんかもやってるんで、あきちゃんにしてみればチンプンカンプンな
状態でした。
 
本人もずっと頑張るとは言ってましたし、こっちもあきちゃん一人指導できないでどうする!って思いで
やってきたんだけど、指導にかかりっきりで仕事がおろそかになるっていう本末転倒な状態になり
このままでは前の会社と同じことになるので、残念だけど退職してもらいました。
一緒に働くことだけがお互いの最善ではないですから。
 
そんなことで、今年はおだ。さんとふたりで頑張ってきたんですが、おれがどうにも不甲斐ない状態で(^^ゞ
人員が減って手が足りないという状況ではなくて、長年こんなことを続けた結果、
想像以上に心身共にぶっ壊れてました。
 
特にSP-TDCの出荷日に近づくと色んなことを思い出して恐怖感に襲われ、思考が停止してしまうことも
しばしば。
毎度、おれ、こんなにやられてんのかと痛感する毎日でした。
 
そんな状態で、納期のお約束もできず、約束しても守れずで、みなさんには大変なご迷惑をおかけしてしまいました。
一部、キャンセルになってしまった方もあり、本当に申し訳なく思っております。
 
こんな1年を過ごしてきたけど、今は、良い修行をさせてもらったなぁと思えるようになりました。
体調もさんざん医者通いしまして8割といったところです。
 
今までの膿みも出し切った感があるので、来年は全開でいきたいと思います。
 
まだまだお待ち頂いてる方も大勢いらっしゃいますが、もういらねぇ! って言われるまでは
全力で制作していきます。
制作・販売体制を整えたり、新しいものを開発したり、今までできなかったこともガンガンやっていこうと
思ってます。
 
今年もこんな状態にもかかわらず、お付き合い頂きまして感謝しております。
ありがとうございました。
 
それでは、みなさま、良いお年を(^^)/

今年はCB750Fブラストから(^^)v

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あけましておめでとうございます<(_ _)>
今年もよろしくお願いいたします(^^)/

仕事は6日からなんで、今年はまずはCB750Fからいってみました。
去年ちびちび準備してたエンジンのブラストです。

休みといえども ちょいちょい用事があるから2時間くらいずつしか時間とれないけど
なんとか夏までには仕上げたいんで、ちょっとでも時間あれば進めていこうと思います(^^)v

まずはクランクケースのブラストからです。
イメージ 1

塗装も剥げ気味できったねぇですね。

アップだと・・・
イメージ 2これでも洗ったんですけどね( ̄▽ ̄)

んで、だいぶ時間かかりましたけど、アルミナ&ガラスビーズでこんな感じになりました♪
イメージ 3
まだブラストしたばっかです。
ブラストした直後って、銀色に塗ったんだろ!? って色になっちゃいますね。

結構きれいになりました。
イメージ 4内側もいきました♪
イメージ 5
ノーマルでは内側も塗装してあるんですね。
でもザラザラでした。
ガラスビーズ打ったら、ツルツルになってオイル切れも良さそうですよ(^^)

だいぶ頑張ったんだけど、ブログにするとこれだけです(笑

もちろん、きれいになったクランクケースはしばらく眺めてました( ̄▽ ̄)
酒は飲めないのでコーヒーで(爆

今年はガンガンいくぞっ!!

V140点火回路の変更実験

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さぁ! 頑張っていきましょう(^^)

昨日が仕事始めで、今日はV140の点火回路の実験をやってます。

実は、今までV140の点火回路に使ってたパワーMOS-FETっていう電子パーツが廃盤になったようなので
新しいパワーMOS-FETに変えなければいけなくなっちゃいました。

当然、同等性能あるいはそれ以上でお値段据え置きにしなきゃいけませんね(^^)b

てことで、パーツ選定のために実験してます。
一発目に実験してみたMOS-FETがこちら。
イメージ 1左が今まで使ってたMOS-FETで、右が今回新しく実験したMOS-FET。
しょぼっ! ってお思いでしょうが、普通のイグナイターは右のサイズが一般的なんですよ。
逆にSP-TDCのがどんだけデカイんだってことです。

でも、電子部品は進化したらちっちゃくなるのが相場でして。
単純な比較はできませんが、今までのが150Wで、このちっちゃいのが40Wです。
サイズのわりには40Wもあるんですね。

オシロ計測もやってみました。
うちのオシロは簡易的なものなんで、イグニッションコイル一次側のピーク電圧は短すぎて
正確にははかれません(>_<)
比較程度にみてください。

まず旧MOS-FET。
イメージ 2

容量放電のピーク電圧は270Vくらいで、容量放電+誘導放電、つまり火花の持続時間は0.8msくらいです。
うちのオシロではこれしか測れないんだけど、実際にはピーク電圧はこれで350Vくらいになります。

では、新しいちっこいMOS-FET。
イメージ 3

容量放電のピーク電圧は320Vくらい、容量放電+誘導放電は0.85msってとこでしょうか。
実際は測ってみないとわかんないけど、たぶん400Vは いってるんじゃないでしょうか。

比較のためにどちらも同じイグニッションコイルを使ってて、4気筒用のプラグコードが2本出てて
抵抗値が3.3Ωの、ごくごくノーマルなものです。

ピーク電圧は50Vくらい上がってて、火花持続時間も少し伸びました。

MOS-FETだけでこんなに違うんですよ。
ただ、数値的には50V上がってますが、もともと300Vを越えているんで
実際のプラグの火をみても気のせい程度にしか火花に変化はありません。
走ってみても体感できるかどうかってとこです。

それから、今までのV140のMOS-FETを変えただけではこうはならなくて、
多少回路変更も必要です。
MOS-FETだけ変えても逆に性能が落ちる場合もあるんです。

ちなみに、現行V140のMOS-FETだけ交換すると・・・ こうなります。
イメージ 4

ピーク電圧170V、持続時間0.5ms (>_<)
ここまで落ちると、プラグの火花も見た目にしょぼいです。

安易にMOS-FETだけ変えると、こんなことになっちゃいます(笑

てことで、今回の実験は一応成功なんだけど、問題が1点。
ダイレクトイグニッションの並列接続が容量オーバーでできません。
ノーマルイグニッションコイルはOK、ウオタニのイグニッションコイルもOK、
ダイレクトイグニッションも1本ならOKだけど、2本並列はNG。

これでは明らかな性能低下なので、これじゃダメですね。

もう数種類のMOS-FETを試して、新しいMOS-FETを決定します(^^)b
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